トイレリフォーム・ガス給湯器交換の水道設備.com HOME > 水まわり用語集
水まわり用語集|水道などの住宅設備の専門用語が丸わかり
- ●RGP (アール・ジー・ピー)
- 硬質塩化ビニルライニング鋼管の表示用語。現在は「VLP」と呼称変更している。
- ●合マーク(アイマーク)
- 管の接合において、ねじの締め込み位置等を確認するために、あらかじめ印をつけること。
- ●亜鉛メッキ鋼管(アエンメッキコウカン)
- 亜鉛引き鋼管とも呼ばれ、配管用炭素鋼管(JIS G 3452)に溶融亜鉛メッキを施したもの。この管は、引っ張り強さが大きく外傷にも強い。また、耐アルカリ性が大であることから、ビルなどのコンクリート建築物の配管に多く使用されてきたが、昭和60年1月23日から全面的に使用禁止となった。
- ●青水(アオミズ)
- 光の散乱、または水道水中の銅が原因で青い水となる現象。光の散乱によるものは、大量に貯められた水ほど顕著であり、特にクリーム色系統の浴槽で青く感じられやすい。
銅によるものは、銅管を使用している湯沸し器などが原因となる。
- ●青道(アオミチ)
- 公図上での水路、あるいは水路であった場所。昔は水路を青く塗ることが義務づけられていた。
- ●赤道(アカミチ)
- 公図上で赤く塗られる(旧公図は塗られているが、現在の公図は着色されていない場合が多い)里道。道路法制定時に市町村道にならなかった小道を指す。
- ●赤水(アカミズ)
- 水道管内で酸化されたコロイド状の水酸化第二鉄及び鉄管から離脱した錆、または、鉄バクテリアを含んだ赤褐色の水をいう。
- ●アスベスト
- 石綿ともいう。角閃石(クロンライド、アクチノライトなど)や蛇紋岩(クリソタイル)の細かい繊維が集合したもの。
石綿セメント管などに使用されていたが、日本では、1985年9月から製造が停止されている。アスベストの吸入による発ガン性が問題視されているが、水道水による具体的事例は無い。
アメリカにおいて、地質的理由から原水中にアスベストが含まれている例がある。
- ●圧力水頭(アツリョクスイトウ)
- ※「ベルヌーイの定理」「水頭」参照
圧力タンク給水方式(アツリョクタンクキュウスイホウシキ)
ポンプ直送給水構造の一方式で、圧力タンクを備え、内部圧力によって水を圧送する。
使用水量の増減によって変化する圧力タンクの内部圧力または吐出流量を検知し、自動的にポンプを起動、停止して給水するシステムをいう。
- ●洗落とし便器(アライオトシベンキ)
- 汚物を溜水中に落下させ、水の流れ落ちる力で排水路に流し出す方式の便器。
- ●洗出し便器(アライダシベンキ)
- 便鉢に一時汚物をためておいて、洗浄の際に水勢によってトラップ側に運び、排水路に流し出す方式の便器。
ほとんどの和式水洗便器がこのタイプである。
- ●アロケーション(アロケーション)
- ひとつの事業費を複数の事業費に割り付けること。配分の比率をアロケ率と呼ぶ。
- ●暗きょ(アンキョ)
- 上部を開放しない水路。
- ●アングル型止水栓(アングルガタシスイセン)
- 洗面台の立水栓、ロータンク用ボールタップとの接続部に設置する止水栓。止水部は、落としコマ方式になっている。
- ●安全弁(アンゼンベン)
- 給湯器及び給湯配管途中に設置するもので、内圧が一定以上加わると弁が自動的に作動しその水圧を下げ、管路及び器具の損傷を防止する弁。
- ●安息角(アンソクカク)
- 単に急角ともいい、自然状態において土の急傾斜面は次第に崩れ、ある安定した斜面を形成する。この安定した角度を、土の安息角という。
- ●ESメータ(イー・エスメータ)
- 電子式水道メータの略称。 羽根車軸の回転数を永久磁石及び、LSIによって流量に換算し、液晶でデジタル表示する方式のメータ。
指示歯車が無いので、一般メータに比べ感度が良く、故障も少ない。なお、自動検針用の端末機能も備えている。
- ●イギリス(イギリス)
- スパナの一種で、固定あごと可動あごをもち、コック式バルブ等の開閉に用いる。
- ●異形管(イケイカン)
- 直管に対し、形状の異なった管のこと。曲管、T字管、片落管など。俗に「やくもの」ともいう。
- ●異状警報装置(イジョウケイホウソウチ)
- 受水タンクの水位が満水面(正常水位)より高くなった場合など、水位の異常事態をブザー等によって知らせる装置。
- ●異常メータ(イジョウメータ)
- 歯車の摩滅、落針等によって、正常に計量できない状態のメータをいう。
- ●井水設備 (イスイセツビ)
- ※「ベルヌーイの定理」「水頭」参照
- ●一日最大給水量(イチニチサイダイキュウスイリョウ)
- ※「給水量原単位」参照。
- ●一括洗浄方式(イッカツセンジョウホウシキ)
- ※「給水量原単位」参照。
- ●アングル型止水栓(アングルガタシスイセン)
- 小便器の洗浄方式で、小便器が複数ある場合、その複数の小便器に対し、洗浄方式が一式で同時に洗浄する方式。
ハイタンク自動サイホン式、赤外線(光量)感知式、プログラムタイマー方式等がある。
- ●委任代理人(イニンダイリニン)
- 給水装置工事施工承認の申請、その他手続き等を施主から委任を受けて行うもの。
- ●異路線(イロセン)
- 当該給水管が分岐している配水管または給水管の布設道路以外の道路をいう。
- ●印ろう継手(インロウツギテ)
- 鋳鉄管及び鋼管用の接合方法。 受口(ソケット)に管を差込み、約1/3の深さまで麻またはゴム輪をつめこみ、溶鉛を注入する。 鉛が固まった後、表面を仕上げる。溶鉛を扱い、かしめる(締め固め)など施工に熟練を必要とするほか、水密性、伸縮性、可とう性に乏しい。 なお、メカニカル接合が採用されてから、この方法は使用されなくなった。鋳鉄管ではC型、ソケット型、鋼管ではベル型とも呼ばれる。
- ●ウエストンの公式(ウエストンノコウシキ)
- 水が給水管を流れるとき、管壁の摩擦によりエネルギーが消費される。この消費されたエネルギーを長さの単位で表した実験公式で口径50mm以下の給水管の設計に用いられる。口径75mm以上の管の設計に対しては、ヘーゼン・ウィリアムズ公式を用いるのが一般的。
- ●ウォルトマン型量水器(ウォルトマンガタリョウスイキ)
- ※「軸流羽根車式」参照
- ●ウォーターハンマー(ウォーターハンマー)
- 管路において、バルブの急開閉やポンプの起動、停止時、特に停電によりポンプが急停止した場合のように、管内の流速が急激に変化したときに管内圧力が過渡的に変動する現象で水撃作用または水衝作用という。
- ●受口(ウケグチ)
- ダクタイル鋳鉄管や塩ビ管などのソケット継ぎ手の一端の名称で受口に対して挿し口がある。
- ●埋め殺し(ウメゴロシ)
- 撤去又は切り離し工事において、分岐部から切り離しのみを行い、給水管を布設したままにしておくこと。現在は、不適切用語として使用を廃止し、「埋設のまま」に変更。
- ●埋め戻し(ウメモドシ)
- 工事等において、掘削した場所を現状通りに復旧すること。
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- ●エアチャンバ(エアチャンバ)
- 水撃作用(ウォーターハンマー)を緩和するために設ける、空気を満たした室をいう。
- ●エアレックス(エアレックス)
- 防寒材の一種で、板状になっている。
- ●影響部(エイキョウブ)
- 道路の掘削に伴い、舗装部分の強度が低下し、亀裂及び沈下の生じる恐れのある部分のこと。
- ●AS工法(エー・エスコウホウ)
- 給水管更正工法の一工法。
- ●AP(エタパイ)
- 石綿繊維、セメント、水を適量混合したものを原料として作られた管をいう。 日本名『石綿セメント管』 (Asbestos Cement Pipes)
- ●SL継手(エス・エルツギテ)
- ステンレス鋼管と鉛管をつなぐ継手のこと。
- ●SV継手(エス・ヴイツギテ)
- ステンレス鋼管と硬質塩化ビニール管またはライニング鋼管をつなぐ継手のこと。
- ●枝接合(エダセツゴウ)
- 本管(鉛管)から鉛管で取出す場合の接合。
- ●NSK-AR工法(エヌ・エス・ケー-エー・アールコウホウ)
- 給水管更正工法の一工法。
- ●NPC工法(エヌ・ピー・シーコウホウ)
- 給水管更正工法の一工法。
- ●NGO(エヌ・ジー・オー)
- Non-Governmental Oreganizationの略。政府や国連の機関ではなく、非営利の立場から国際活動を行っている民間団体。
- ●SSP(エス・エス・ピー )
- ステンレス鋼管。 (Stainless Steel Pipes)
- ●FC(エフシー)
- 鋳鉄管。
- ●FCA(エフ・シー・エー)
- メカニカル鋳鉄管。
- ●FCC(エフ・シー・シー)
- 高級鋳鉄管。
- ●FCDA(エフ・シー・ディ・エー)
- タイトンジョイント型遠心力ダクタイル鋳鉄管。
(Flange Cast Ductile Tyton)
- ●FCDT(エフ・シー・ディ・ティー)
- タイトンジョイント型遠心力ダクタイル鋳鉄管。
(Flange Cast Ductile Tyton)
- ●LP(エル・ピー)
- 鉛管 (Lead Pipe)
- ●越流管(エツリュウカン)
- 衛生器具又はその他の水使用機器及びタンク類の上縁から、水を溢れさせないよう設けた水の流出口を越流口(オーバーフロー)といい、それにつながる水管をいう。
- ●FHメータ(エフ・エッチメータ)
- 隔側用に改造された横型ウォルトマンメータの略称。(Far Horizontal Waltman Mater) ⇔FVメータ
- ●MX(エム・エックス)
- 消毒副生成物の一種。
- ●エルボ返し(エルボガエシ)
- 振動、膨張、たわみ等の外的要因から給水管の破損を防止するため、直線配管の中途又は立上がり部分に二個以上のエルボを使用して配管すること。エルボ → 鋼管等の小口径管に用いられる90度及び45度の曲管をいう。
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- ●応急給水(オウキュウキュウスイ)
- 配水施設その他の故障等により給水ができなくなった場合、給水車その他の運搬用具を使用して水を供給すること。応急給水槽 オウキュウキュウスイソウ 震災時の飲料水を確保するための施設です。圧力式(有圧密閉型)と自由水面式(水面開放型)があり、残留塩素を確保するため、
いずれも配水管と連絡し、給水槽内部の水が循環する構造となっている。
- ●オーバーフロー管(オーバーフローカン)
- ※「越流管」参照。
- ●オーバーフローすすぎ(オーバーフローススギ)
- 洗濯槽へ給水しながら、すすぎを行うこと。
- ●O-157(オーイチゴーナナ)
- 牛、羊、豚などの家畜や人の腸管内にみられ、糞便中の菌により汚染された食品や水により経口感染する。感染後4~8日の潜伏期の後、下痢などの症状を引き起こす。
症状は、初めは腹痛や水溶性の下痢だが、乳幼児・小児・基礎疾患のある高齢者などは、後に出血性となることがあり、まれに、溶血性尿毒症性症候群を発症することがある。菌は、75℃1分以上の加熱で死滅する。
- ●Oリング(オーリング)
- 断面形状が円であるゴム製のパッキンのこと。
静止部分間または、運転部分間のシールに用いられる。
- ●お客様番号(オキャクサマバンゴウ)
- 基本的に1つのメータに1つ、そのメータを使用しているお客様を特定するためにつけている番号。
- ●置きこま工法(オキコマコウホウ)
- 給水管の止水工法の一種。管種を問わず13mm~50mmまでの止水に適用できる。ゴム管の両端に金具を取り付けたこまを給水管の中に押し込みボルトで両端の金具を締め付け、ゴム管を膨張させて止水する。
- ●おしどり接合(オシドリセツゴウ)
- 鉛管の先端に、水栓ソケットを直角に接合する場合、その形がおしどりに似ていることから、この名がついた。
接合方法・・・鉛管を45度に切り、その切り口にベンドベンを入れ、徐々に叩き曲げ、水栓ソケットを差し込んで接合する。
- ●汚水(オスイ)
- 大小便器及びこれと類似の用途を持つ器具から排出する水をいう。
- ●オスター(オスター)
- 手回しで、鋼管のネジを切る工具。
- ●オゾン処理(オゾンショリ)
- オゾンを利用して、水中の無機物及び有機物等を酸化することをいう。オゾン(O3)は、フッ素に次ぐ強い酸化力を持ち、
殺菌効果、脱臭、脱色、除鉄、除マンガン、フェノール類、ABC等の除去に有効な処理方法である。
- ●乙止水栓(オツシスイセン)
- 給水管の第一バルブとして使用する止水栓。
- ●落としコマ( オトシコマ)
- 給水栓内のコマがせん棒と自由に可動でき、逆流防止機能を有する構造のものである。負圧の場合において、自然落下によりシート部へ落ちるので”落としコマ”と呼ばれている。おねじ オネジ ねじ山が円筒または円錐状の棒の外面にあるねじ。⇔「めねじ」
- ●オフセット(オフセット)
- 給水管の分岐点、止水栓の設置位置等を明確にするもので、消火栓または道路角等、容易に変更されない箇所を起点として、そこからの距離を明示している。
- ●オルトトリジン法(オルトトリジンホウ)
- 残留塩素の測定方法で、水道水に、塩酸オルトトリジンの塩酸溶液を加え呈する淡黄色または黄褐色を、標準比色と比較して残留塩素量を測定する方法。水道水中の遊離塩素とオルトトリジンが反応して発色する。
- ●開渠(カイキョ)
- 上部にふたを設けない自由水面を持つ水路。開渠の上面にふたをしたものが暗渠。
- ●開削工事(カイサクコウジ)
- 地表面からの地下掘削で構造物・管路の埋設を行う工法で、
オープンカット工法ともいう。比較的浅い掘削に採用されて経済的かつ安全な工法である。
- ●改造工事(カイゾウコウジ)
- 給水装置の原形を変える工事で、給水管の太さの変更(口径変更)、
管種変更、給水栓(蛇口)の増設など水道番号の変更が伴わない工事。
- ●可逆式メータ(カギャクシキメータ)
- 水が逆方向から流れたときにも計量(指針が逆回り)できる構造のメータをいう。
- ●隔測装置(カクソクソウチ)
- メータの指示値を、メータから離れたところで読み取る装置の総称。
メータ本体、発信機、ケーブル、表示器等で構成される。
マンション等の集合住宅に設置する集中隔測装置と、大口径メータを個別に設置する個別隔測装置がある。
- ●隔測メータ(カクソクメータ)
- 隔測装置用のメータ本体をいう。
- ●確認事務(カクニンジム)
- 水道事業者の施工承認を得ずに設置した給水装置を利用して、給水申込みがあった場合、当該給水装置の管理に支障が無いことを確認する事務。
- ●過進(カシン)
- 使用中の水を止めた場合、慣性によってメータの羽根車が回転する現象をいう。
- ●片落管(カタオチカン)
- 管口径の異なる管を接続する場合にその間に挿入する異形管のこと。
- ●型式承認(カタシキショウニン)
- メータの型式承認計量器の安定した性能の確保を図るため、
予め構造、性能、耐久性等を試験し、計量器として適当であるかを審査する制度。
- ●活性汚泥法(カッセイオデイホウ )
- 下水・有機排水等を、固形物等の除去・返送汚泥によるばっ気・沈殿物の分離により処理する方法。
- ●カビ臭(カビシュウ)
- 藍藻類や放射菌が産生する発臭物質2-メチルイソボルネオール、ジェオスミンであり、0.01μg/リットル以下の濃度でも感じられる。
カビ臭物質の除去にはオゾン処理、活性炭処理、生物膜処理などが有効といわれている。
- ●下命(カメイ)
- 請負業者に具体的な指示を水道事業者が行うこと。
- ●カラー舗(カラーホソウ)
- 横断歩道の手前などにある着色した舗装のこと。
美観および横断注意等の呼びかけを目的としている。
- ●仮付(カリツケ)
- 給水管取り付け替え工事等で、所定の箇所からの分岐が困難な場合に、
一時的に別の箇所へ分岐する。
- ●仮配管(カリハイカン)
- 一時使用の目的で行う配管。
- ●過料(カリョウ)
- 行政上、軽い禁令を犯したものに支払わせる金銭罰の一種である。水道事業においては、承認を受けないで給水装置を新設した者、詐欺その他不正の手段で料金徴収を免れたものなどに科される。なお、刑罰たる罰金および科料とは異なる。
- ●カルキ臭(カルキシュウ)
- 主に消毒用の塩素と原水に含まれているアンモニア性窒素などが反応したときに生じる不快感を伴うにおい。一般に塩素臭とカルキ臭は混同して使われているが、消毒に使用される塩素の臭いは、0.4mg/リットル以下であればほとんどにおわない。
- ●簡易修理(カンイシュウリ)
- メータ修理のうち、分解掃除、ストレーナの取替、指針の取替など、メータの性能に影響の無い修理をいい、 製造業者、修理業者が自主的に検査を行えば、引き続き検定有効期間中使用できる。
⇔検定修理
- ●簡易専用水道(カンイセンヨウスイドウ)
- 水道事業から給水を受けるビルやマンション等において、受水タンクの有効貯水量が、
10m3をこえるものをいう。水道法の適用を受ける。
- ●管工事組(カンコウジクミアイ)
- 小規模の管工事事業者の団体。
- ●完成図(カンセイズ)
- 工事完成後、その工事内容を記入した図面のこと。
- ●開渠(カイキョ)
- 上部にふたを設けない自由水面を持つ水路。開渠の上面にふたをしたものが暗渠。
- ●気圧タンク(キアツタンク)
- 密閉したタンクに水と空気を入れ、圧縮された空気の反発力を利用して、水に圧力を加えるタンクをいう。
- ●擬音装置(ギオンソウチ)
- 水洗便所で無駄に水を流さないように、流水音を発生させる装置。
- ●企業番号(キギョウバンゴウ)
- 道路調整会議において、使用する企業体独自の整理番号をいう。なお、占用許可申請についても、この企業番号を使用している。
- ●器差(キサ)
- メータで計量された水量と実際にメータを通過した水量との差を百分率で表したものをいう。(メータ指示量―実水量)/実水量×100
- ●基準流量(キジュンリュウリョウ)
- 実測式メータおよび口径40mm以下の接線流羽根車式(推測式)水道メータの入口と出口の圧力差が0.5kgf/c㎡であるときの流量をいう。なお、上記以外のメータについては、適正流量を確保するため、器種や口径に応じ、上限の流量は下限の流量の5倍以上とするよう「基準流量範囲」が定められている。
- ●ギボルト(ギボルト)
- 石綿セメント管の接続に用いられる継手。管の接合部に鋳鉄製のスリーブを挿入し、スリーブの両端をゴム輪で押さえ、さらにゴム輪を鋳鉄製のフランジで締め付ける。危険防止の措置 キケンボウシノソチ 給水装置を適正に維持、管理するため、構造上支障をきたさないように措置すること。 例えば、地震時等による、道路と宅地との地盤変化に対応するためのエルボ返し配管。
- ●基本料金(キホンリョウキン)
- 水道の使用量に関係なく定額で徴収する料金。使用量に応じて徴収する従量料金との合計額が水道料金となる。
- ●給水装置工事主任技術者(キュウスイソウチコウジシュニンギジュツシャ)
- 給水装置工事主任技術者は、給水装置工事事業の本拠である事業所ごとに選任され、個別の仕事ごとに工事事業者から指名されて、調査、計画、施工、検査の一連の給水装置工事業務の技術上の管理等、次の職務を誠実に行う。
- 給水装置工事に関する技術上の管理
- 給水装置工事に従事する者の技術上の指導監督
- 給水装置工事にかかる給水装置の構造および材質が施工令第5条の基準に適合していることの確認
- 給水装置工事にかかる次の事項についての、水道事業者との連絡または調整
ア 給水管を配水管から分岐する工事を施工しようとする場合の、
配水管の布設位置の確認に関する連絡調整
イ アの工事、および、給水管の取り付け口から水道メータまでの工事を
施工しようとする場合の工法、工期、その他の工事上の条件に関する連絡調整
ウ 給水工事を完成したときの連絡
- ●逆取り付け(ギャクトリツケ)
- メータ取り付け時に、メータを逆に設置してしまうこと。
- ●逆止弁(ギャクシベン)
- 管路の一次側(上流側)の圧力が二次側(下流側)の圧力よりも低下したときに逆流を防止する弁の一種。JIS規格で定められており、JISの逆止弁は通称チャッキ弁と呼ばれ、スイング式とリフト式がある。チャッキ弁を直列で2個つないだものはダブルチャッキ弁と呼ばれ、逆止性が高い。その他、ダイアフラム式、ばね式、減圧式など。
- ●キャビテーション(キャビテーション)
- ポンプの羽根車の入口で、静圧がその水温に相当する飽和蒸気圧以下になったとき、その部分の水が蒸発して気泡を生じ、続いて気泡が崩壊する現象をいう。ポンプの性能低下、騒音および振動を伴う。 また、仕切り弁の開度を小さくしたときにも同様の現象が起こることもある。
- ●給水管(キュウスイカン)
- お客様が、水道水を使用するために、配水管から分岐して家屋内等に引き込んだ管で水道事業者の管理する配水管と区別した呼び名。管の太さは、13mmから350mm程度まで。試験圧力としては1.75Mpa以上に設計されている。
- ●給水管管理図(キュウスイカンカンリズ)
- 配水管からの給水管の分岐形態を表した図面。縮尺は、1/500、1/750が一般的。
- ●給水管切り離し工事(キュウスイカンキリハナシコウジ)
- 水道の維持管理上、長期間使用されていない給水装置は、漏水の発生および水質汚染の原因となるため、水道事業者が配水管または他の給水装置から切り離す工事。
- ●給水管取付替(キュウスイカントリツケガエ)
- 配水管の布設替等に伴い、既設給水管を新設配水管等から新たに取り出し配管し直すこと。
- ●給水管防護(キュウスイカンボウゴ)
- 給水管が外的要因により、破損したり腐食したりしないように防護すること。 例えば、凍結のおそれのある箇所に、給水管を配管する場合の防寒措置等。
- ●給水義務(キュウスイギム)
- 水道事業者には、給水契約の申込みに応ずる義務と常時水を供給する義務が課せらている。 (水道法15条)
- ●給水区域(キュウスイクイキ)
- 水道事業経営の認可に係わる事業計画で定められ、配水管を布設して給水可能となる区域をいう。
- ●給水件数(キュウスイケンスウ)
- 給水契約の対象となっている件数のこと。
- ●給水工事技術振興財団(キュウスイコウジギジュツシンコウザイダン)
- 厚生大臣の指定試験機関として、給水装置工事主任技術者試験を実施している財団。
- ●給水条例(キュウスイジョウレイ)
- 地方公共団体である水道事業者が、供給規定を条例として定めたもの。
- ●給水人口(キュウスイジンコウ)
- 水道事業経営の認可に係わる事業計画において定める給水人口をいい、別名、計画給水人口ともいう。 (水道法3条10項)
- ●給水栓(キュウスイセン)
- 給水装置の末端部に取り付けられる開閉吐水器具で、一般に蛇口・水栓・カランなどと呼ばれている。
- ●給水装置(キュウスイソウチ)
- 給水のために配水管から分岐して設けられた給水管およびこれに直結する給水用具、または、他の給水管から分岐して設けられた給水管およびこれに直結する給水用具をいう。(水道法第3条9項)直結する給水用具とは、給水管に容易に取り外しの出来ない構造として接続され、有圧のまま給水できる給水栓などの器具類をいう。なお、配水管の水圧と縁が切れた構造になっている受水タンク以下の設備は、飲料水の給水設備であっても、水道法でいう給水装置ではない。
- ●給水装置工事主任技術者試験(キュウスイソウチコウジシュニンギジュツシャシケン)
- 給水装置工事主任技術者試験は、必要な知識および技能について、施工規則第31条に規定する科目より、厚生労働大臣が行うことにしている。なお、管工事施工管理技術については、施工規則第31条の規定により、試験の一部免除を受けることが出来るとされている。試験事務については、指定機関として(財)給水工事振興財団が指定されている。
受験資格 : 給水装置工事に関して3年以上の実務経験を有する者
- ●給水装置工事主任技術者免状(キュウスイソウチコウジシュニンギジュツシャメンジョウ)
- 国の主催による給水装置工事主任技術者試験に合格したものに発行される免状。
- ●給水装置の共有(キュウスイソウチノキョウユウ)
- 給水装置の全部または一部を二人以上の者が所有する場合を言う。
- ●給水装置の構造及び材質(キュウスイソウチノコウゾウオヨビザイシツ)
- 水道法第16条では、水道によって供給された給水装置によって汚染されることを防止する等のため、給水装置の構造および材質の基準について、政令で定めることとしているが、その内容は、水道水が汚染されたり漏れるおそれがないこと、また配水管への取り付け口の位置、給水管の口径、ポンプなどの直結禁止、逆流防止などである。また、水道事業者は、給水装置がこの基準に適合しないときは適合させるまでの間、
供給規定の定めるところにより、給水契約の申込みを拒み、または給水を停止することが出来る。
- ●給水装置付属用具(キュウスイソウチフゾクヨウグ)
- メータます・きょう・受板・鉄蓋など給水装置の器具を保護する用具。
- ●給水装置用材料(キュウスイソウチヨウザイリョウ)
- 給水装置に使用する材料は、構造・材質基準の省令で定める性能基準に適合している製品であれば需要者等の自由選択により使用することが出来る。ただし、配水管からの分岐部分から水道メータまでについては、厚生省生活衛生局水道環境部水道整備課長通達により、水道事業者が材料を指定することが出来るとされている。なお、基準適合品の認証方法として「自己認証」「第三者認証」がある。
- ●給水用具(キュウスイヨウグ)
- 給水管に直接取り付けて、有圧のまま使用する給水栓(蛇口)、ボールタップ、湯沸器、浄水器等の給水用具の器具。
- ●給水量(キュウスイリョウ)
- 配水施設から出る水の量。
- ●給水量原単位(キュウスイリョウゲンタンイ)
- 給水量原単位=各種給水量÷説明変数(構成要素)で表せるとおり、各種の給水量原単位がある。年間総給水量を年日数で除したものを一日平均給水量といい、これを給水人口で除したものを1人一日平均給水量という。年間の一日給水量のうち最大のものを一日最大給水量という。また、年間の時間給水量のうち、最大なものを時間最大給水量という。
- ●吸排気弁(キュウハイキベン)
- 管内に停滞した空気を自動的に排出する機能と管内に負圧が生じた場合に自動的に弁を防護し、併せて位置を明示する器具をいう。
- ●きょう(キョウ)
- 弁を防護し、併せて位置を明示する器具をいう。
- ●競合工事(キョウゴウコウジ)
- 複数の企業(水道・ガス・電気・電話・下水)が同時に施工する工事。
- ●共同溝(キョウドウコウ)
- 公益事業者(電話・電気・ガス・上下水道・工業用水道)による道路の掘返しを防ぎ、円滑に道路交通が出来るようにし、道路の収容空間をより効率的にするため、これらの占用物件を2種以上まとめて共同収容するトンネルなどの道路付属物。
- ●共同住宅扱い(キョウドウジュウタクアツカイ)
- 一計量単位で二戸以上の使用者がいる場合、各戸に使用水量を配分し、それを呼び径13mmに換算して料金を算定する特例措置(※適用基準)。
- 共同住宅の屋内に水栓が設置されており、当該共同住宅において
水道をもっぱら家事用に使用するものであること。
- 各戸ごとに量水器が設置されていないこと。
- 一室に2世帯以上居住するものであっても、一室を持って一戸とみなす。
- ●共用栓(キョウヨウセン)
- 給水装置のうち、共用給水装置の別呼称で、共用水栓ともいう。一般には、生活用水として、二戸以上の共同使用に供するため、屋外に設置された給水装置をいう。
- ●許容応力(キョヨウオウリョク)
- 弾性設計において、定められた荷重状態に対し、材料に許される最大応力のことをいう。
- ●凝結水(ギョウケツスイ)
- 温かくて水分を含んだ空気が、冷たいものに触れると空気中の水分が水滴になる。この水滴が凝結水であり、冷房装置では、空気調和機の冷却コイル等に発生する。
- ●切管(キリカン)
- 規格管としての直管(4~5m)を必要な長さに切断した管。
- ●切り離し工事(キリハナシコウジ)
- 水道の維持管理上、水道事業者が、長期不使用給水装置を、配水管または他の給水装置の分岐部で切り離す工事。
- ●切り廻し工事(キリマワシコウジ)
- 既に布設されている水道管が、他の工事に支障が出た場合、当該水道管を移設する工事。なお、水道管を深くすることを切り下げ工事という。
- ●器漏水(キロウスイ)
- 水道メータのガラス破損等による漏水をいう。
- ●区域外給水(クイキガイキュウスイ)
- 給水区域内のお客様に対する給水が、配水管未整備や地形的な要因により給水できない場合に、その近隣地域を給水区域とする水道事業者による給水の手段があるときに、その近隣地域の水道事業者が本来の水道事業者の要請を受けて自己の給水区域外の居住者に対し行う措置のこと。料金その他の供給条件の適用については、水道事業者間の協議によるが、給水を行う水道事業者側の供給規定に従うのが一般的。
- ●空気調和機(クウキチョウワキ)
- 冷・暖房として、空気の温度および湿度を調整する機器をいう。空気調和機には、中央でまとめて調整する大型のものや、部屋単位に設置する小型のものなどがある。空気弁 クウキベン 管内に混入あるいは水中から遊離した空気を管外へ排出する機能を持ったバルブ。停滞空気の発生しやすい箇所に設置する。
- ●区画量水器(クカクリョウスイキ)
- 配水管網の各区画内に、単口消火栓と仕切り弁を組み合わせた区画量水器室を設け、電磁流量計を接続し配水管の流量等を計測する施設。漏水調査の夜間最小流量測定等で使用。
- ●グラインダー(グラインダー)
- 天然または人造の硬い細粒を固めて作った磁石車を高速度に回転して切削する機械。
- ●くらがけ接合(クラガケセツゴウ)
- 鉛管から鉛管で分岐する場合の接合方法のひとつ。枝管となる鉛管の切り口にタンピンで左右に当てて、鞍形になるように加工し接合すること。
- ●グランドパッキン(グランドパッキン)
- ポンプ・バルブなどの主軸のように、回転軸が貫通する箇所の隙間からの漏水または吸気を防ぐためのパッキンをいう。
- ●クリックボール(クリックボール)
- 木工用工具の一種で、羽目・木柱などの孔あけに使用するもので、13~50mm用がある。
- ●クリプトスポリジウム(クリプトスポリジウム)
- 寄生虫の原虫であり、人の腸管に寄生して下痢、腹痛、発熱などを起こす。健康な人では1~2週間程度で免疫が働き、自然に治る。しかし、免疫力の低下した人が感染した場合、重症の下痢を起こし、脱水症状により死亡することがある。通常の塩素消毒では完全に死滅させることは出来ない。
- ●クロスコネクション(クロスコネクション)
- 水道管とほかの水管との間において、水質に不安を与えるおそれのある水が上水道管に流入し得るような誤接合のこと。
- ●黒水(クロミズ)
- 水道水中のマンガン酸化物により生じる現象。原水中のマンガンは、その量はわずかであっても、塩素消毒の際、遊離塩素によって酸化されて黒色で不要解性の酸化物となる。これが配給水管内に蓄積すると管内の流速や流向の急激な変動により、給水栓などから流出して黒水となる。原水中にマンガンが存在している場合、マンガンはそのままでは酸化されにくく、通常の急速濾過処理ではほとんど除去することが困難なため、除マンガンの特殊処理が必要となる。
- ●径落とし(ケイオトシ)
- 径違いソケット等を使い、給水管の口径を小さくすること。
- ●径違いソケット(ケイチガイソケット)
- 給水管等の布設で、間の口径を変更する場合に用いる継手で、左右の接続部の口径が異なる継手。
- ●計数表示器(ケイスウヒョウジキ)
- 遠隔装置のうち、メータ本体の計量(指示)値を表示する装置をいう。
- ●継続使用(ケイゾクシヨウ)
- 新たに当該の水道を使用するものが、前使用者の債務(料金)を継承することを前提として、引き続き使用すること。この場合、清算(供給契約の解除)行為は伴わない。
- ●径年管(ケイネンカン)
- 設置されてから相当年数経過した水道管をいう。
- ●径年管取替(ケイネンカントリカエ)
- 径年管を計画的に取り替える工事。
- ●契約約款(ケイヤクヤッカン)
- 契約に定められた条項の呼称。
- ●経由方式(ケイユホウシキ)
- 受水タンク又は増圧ポンプのある建物のメータ設置方式の一つで、住宅部分についてのみ各戸にメータを設置し、非住宅部分(事務所・店舗)にはメータを設置しないで受水タンク又は増圧ポンプの手前にあるメータ(親メータ)の計量水量から住宅部分の全使用水量を差し引いて算定する方式をいう。この方式における親メータを被経由メータという。
- ●計量法(ケイリョウホウ)
- 商品取引における適正な計量の実施を確保するため、計量単位、計量器等についての基準を定めた法律。
- ●KSS工法(ケー・エス・エスコウホウ)
- 給水管更正工法の一工法。
- ●けがき線(ケガキセン)
- ステンレス鋼管を伸縮可とう式継手によって接合する場合のパッキン、くい込み環、ナット等の位置をステンレス管の管はだに表示したもの。
- ●Kねじ(ケーネジ)
- 水道メータとの取り付け部のねじ部寸法が以下の規格のもの。「金門ねじ」とも呼ばれる。日本にまだJIS規格が制定される以前に欧米のメータを参考に製作されたメータのねじ寸法。
ねじ(単位[mm])
口径 |
基本径 |
ねじ部の長 |
山数 |
13 |
25.8 |
11 |
14 |
20 |
33.0 |
13 |
14 |
25 |
39.0 |
15 |
14 |
30 |
49.0 |
17 |
11s |
40 |
56.0 |
20 |
11 |
⇔「都ねじ」「上水ねじ」
- ●結合塩素(ケツゴウエンソ)
- クロラミンなど窒素と塩素が結合した形で存在しているもので、結合残留塩素ともいう。
結合塩素は遊離塩素に比較して殺菌力および酸化力が非常に弱い。
- ●結露(ケツロ)
- 湿り空気が露天温度以下に冷却されたときに、余剰となる水蒸気が凝縮して固体の表面に水滴となり付着する現象。
- ●減圧弁(ゲンアツベン)
- 2次側(下流側)の水圧を1次側(上流側)より低い一定の水圧に調整するための弁の一種。
圧力調整機構として調整ばね、ダイヤフラム、弁体などがある。
- ●検定修理(ケンテイシュウリ)
- 指示機構などメータの計量機能に影響する部分の修理をいい、改めて検定を受けなければ使用することができない。
- ●検定満期(ケンテイマンキ)
- 計量器検定検査令第6条で水道メータの検定有効期間は、検定証印を付した翌月から8年と定められている。この検定有効期間の満了月を検定満期(検満)という。
- ●検満切れメータ(ケンマンギレメータ)
- 検定満期を経過したメータをいう。
- ●検査(ケンサ)
- 仕様どおりに、工事が施工されていることを確認する行為。
- ●現場代理人(ゲンバダイリニン)
- 工事現場に常駐し、その運営及び管理を行う。また、工事の施工に関し、契約約款に基づく一切の権限を行使することができる。
- ●コア(管端面防食コア)
- ●コア(カンタンメンボウショクコア)
- ライニング鋼管の切断面が直接水に触れ、錆が発生することを防ぐため、継手との接続部に使用する部品。給水管取り出し工事では、せん孔部に防食コアを取り付ける。
- ●小穴工事(コアナコウジ)
- 配水管から給水管を分岐する工事。
- ●コアボーリング(コアボーリング)
- コアをくり抜きながら、せん孔するロータリーボーリングの一種で、土木用では地質調査に用いられる。給水工事においては、舗装されたコンクリート版やアスファルト混合物を検査するため切り取る。
- ●広域循環(コウイキジュンカン)
- 一般の雑用系水の需要に応じて雑用水道により供給することをいう。
- ●口径変更(コウケイヘンコウ)
- 既設給水装置の配水管及び給水管からの分岐口径又はメータ取り付け部分の給水管の口径を変更することをいう。
- ●公差(コウサ)
- 計量法で定められた計量器の器差をいい、検定公差と使用公差がある。
検定公差・・・検定時における許容器差
使用公差・・・検定有効期間8年間の使用中における許容器差
- ●甲止水栓(コウシスイセン)
- ねじ締め式の止水栓で、主として給水装置の一部の通水を制限又は停止するために用いる。止水部が落としコマ方式であることから逆流防止用として使用する場合には、水平に取り付けなければならない。形状は、両端をねじ接合する構造になっている。
- ●硬水(コウスイ)
- カルシュウム塩及びマグネシュウム塩を比較的多く含み、石鹸の泡立ちが悪い天然水を硬水といい、それらの塩類の含有量の少ない水を軟水という。カルシュウム及びマグネシュウムが主として炭酸水素塩の形で含まれる水は、沸騰しても沈殿しないので永久硬水という。硬度により以下のように区分されている。
軟水 |
0~60mg/リットル |
中硬度の硬水 |
60~120mg/リットル |
硬水 |
120~180mg/リットル |
非常な硬水 |
180mg/リットル以上 |
- ●更正工事(コウセイコウジ)
- 赤水、出水不良の原因となっている給水管内面の錆、コブを砂又は器具を用いて除去し、塗装を塗布して赤水等の防止を図るために施工される工事をいう。
- ●構造及び材質(コウゾウオヨビザイシツ)
- 水道の水質保全を図るため、水道法施行令第5条で給水装置の構造および材質の基準を定めている。
- ●公設消火栓(コウセツショウカセン)
- 水道事業者が配水管に設置する消火栓。 ⇔私設消火栓
- ●高置水槽(コウチスイソウ)
- 飲料水を重力(自然流下)で供給するために、建築物の屋上や高所に設置された水槽を言う。
- ●硬度(コウド)
- 水中に溶存するカルシュウムイオン及びマグネシュウムイオンの量を、これに対する炭酸カルシュウムの量に換算して示したもので、単位はmg/リットルで表す。 10~100mg/リットル程度の水が「おいしい水」であるといわれている。硬度が高すぎると石鹸の泡立ちが悪く、汚れが落ちにくくなる。また、飲み水としては、高硬度であると下痢を起こしたり、胃腸障害を起こすといわれている。
- ●コーキング(コーキング)
- 鋳鉄管のソケット継手において、鉛管をたたいて締め固めることをいう。
- ●腰高止水栓(コシダカシスイセン)
- 甲止水栓の変形で、壁等に本体を埋め込ませ、ハンドル部を出して設置するため、せん棒が甲止水栓より長い。
- ●コージェネーションシステム(コージェネーションシステム)
- 1つのエネルギー源から電気と熱など、2つ以上の有効なエネルギーを取り出して利用するシステム。「Co(共同の)Generetion(発生)」を意味する。
- ●固定コマ(コテイコマ)
- 給水栓内のコマがビスでせん棒に固定されているもの。逆流防止機能はない。
- ●個別循環(コベツジュンカン)
- 個々のビルなどが、排出する下水を自家処理して雑用系の用途に利用すること。(中水道)
- ●個別洗浄方式(コベツセンジョウホウシキ)
- 小便器の洗浄方法で、1台の小便器に一式の洗浄装置が設けられている方式。
例:赤外線検知式 小便フラッシュバルブ式
尿成分検知式 小便器洗浄水栓式
- ●ころがし(コロガシ)
- 地表に這わせた配管のこと。
- ●サイホン(サイホン)
- 管路の一部が導水勾配線以上にある管水路をいう。
- ●サイホンジェット便器(サイホンジェットベンキ)
- 噴出口(ジェット孔)から勢いよく水を噴出させて、強制的にサイホン作用を起こさせるようにした便器。
- ●サイホン便器(サイホンベンキ)
- 洗浄の際に、排水トラップ部を満水させ、サイホン作用が起こるようにした便器。
- ●サイヤミーズコネクウション(サイヤミーズコネクウション)
- 屋内の消火施設に外部から消火用水を補給するために設けられた、ホース接続用の器具。
- ●先施行(サキセコウ)
- 取付替工事施工方法。配水管布設替前に、給水管の道路横断部及び宅内配管を施工する。
- ●先止式(サキドメシキ)
- 瞬間湯沸器の着火方法。出湯側が開放されると着火する構造のもの。 ⇔元止式
- ●サス(サス)
- 日本工業規格(JIS)に規定する鋼材の中で、「ステンレス鋼」を示す記号。 (Steel-Special-Use-Stainless)
- ●雑排水(ザッパイスイ)
- 大小便器及びこれに類似の用途を持つ器具を除くその他の器具からの排水をいう。
- ●雑用水道(ザツヨウスイドウ)
- 雑用系用水を供給する施設であって、その供給する者の管理に属するものの総体をいう。
- ●サドル付分水栓(サドルツキブンスイセン)
- 配水管から給水管を分岐する際に使用する器具。サドル機構と止水機構が一体化した分水栓。
- ●さや管(サヤカン)
- 給水管の損傷を防止するための防護管。
- ●さんいちろく(サンイチロク)
- 日本工業規格(JIS)に規定するステンレス鋼の種類。SUS304にモリブデンを入れ、耐食性を良くしたステンレス鋼。(SUS 316)。
- ●酸欠(サンケツ)
- 酸素欠乏の略。空気中の酸素の濃度が18%未満である状態。
酸欠濃度(%) |
症 状 |
18 |
安全の限界で連続喚起が必要 |
16~12 |
呼吸、脈拍の増加、頭痛、 めまい、筋力低下 |
10 |
顔面蒼白、意識不明、 吐物気道閉鎖で窒息死 |
8 |
失神昏倒7~8分以内に死亡 |
6 |
瞬間に昏倒、意識不明、 けいれん、6分で死亡 |
酸欠空気が発生しやすい場所は、外気から隔離された場所や、通風の悪い場所など。
例:マンホール内、浄水池、配水池、集水井、取水用井戸、薬品貯蔵庫槽
- ●三省協定(サンショウキョウテイ)
- 農林水産省、建設省、運輸省、の三省で協定した労務単価。
- ●残存給水管(ザンソンキュウスイカン)
- 水道事業者の管理資料に該当するものがなく、所有者が不明な給水管をいう。通常、残存管という。 この残存管については、漏水修理、配水管布設工事の際に、配水管やほかの給水管からの切り離しを行っている。
- ●サンドプラスト現象(サンドプラストゲンショウ)
- 水道管において腐食により生じた小さな穴から高圧の水が流出し、管の周りの土砂とともに近接の埋設管をせん孔する現象。
- ●さんまるよん(サンマルヨン)
- 日本工業規格(JIS)に規定するステンレス鋼の種類。一般に、18-8ステンレスと呼ばれているもので、流し台などに広く使用されている。水道用としては、主として、屋内の給水給湯管に使用されている。 (SUS304)
- ●残留塩素(ザンリュウエンソ)
- 水道水中に消毒効果のある状態でごくわずかに残している塩素のことをいう。残留塩素には、次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンの「遊離残留塩素」とモノクロラミンやジクロラミンの「結合残留塩素」がある。水道法施行規則(第17条)により給水栓水の残留塩素を0.1mg/リットル以上保持することが義務付けられているほか、おいしい水の観点から水質管理目標設定項目で1mg/リットル以下という目標値が示されている。
- ● CP(シー・ピー)
- [銅管」の略称。 (Copper Pipe)
- ●CL100B(シー・エル100ビー)
- 金属系の管を探査する埋設管探知器の機種名。
- ●シールコート(シールコート)
- 鋳鉄管の内面防食として使用しているモルタルライニングを保護している塗装剤で、塩化ビニル又はアクリル系の水に溶けない材質のもの。
- ●シールテープ(シールテープ)
- ねじ部の水密性を保つために使用する、テープをいう。
- ●シールド(シールド)
- 本来「盾」の意味で、トンネルの施工に用いられる機械で、トンネルの断面にあう大きさの鋼鉄製円筒に推進用ジャッキ、セグメント組立機などを装備して全体を土中に推進させ、前面を掘削しながらセグメントを組立ながらトンネルを築造する。
- ●GP(ジー・ピー)
- 亜鉛メッキ鋼管。 (Galvanizeed-Steel-Pipe)
- ●JWWA(ジェー・ダブリュ・ダブリュ・エー)
- (社)日本水道協会の略号。 Japan Water Works Association 日本水道協会の品質保証センターで認証した給水用具にこのマークが付けられている。
- ●Jねじ(ジェーネジ)
- ※「上水ねじ」参照
- ●時間計(ジカンケイ)
- 動力井(地下水をポンプでくみ上げている井戸)において、揚水ポンプの運転時間を測るためのもの。汚水排出量は、揚水ポンプの1時間当りの揚水量に運転時間を乗じて得た値になる。
- ●自記録水圧計(ジキロクスイアツケイ)
- 水道管内の水圧を自動的に記録する計測器具。
- ●支給材(シキュウザイ)
- 水道事業者が調達し、支給する材料。
- ●仕切弁(シキリベン)
- 管軸に直角に設置された弁体によって止水又は通水する構造の弁をいう。
- 水道用仕切弁(JISB2062)・・・送・配水施設及び、給水管(φ75以上)
- 青銅10Kgf/c㎡仕切弁(JISB2023)・・・屋内給水設備
- ●軸流羽根車式(ジクリュウハネグルマシキ)
- 水の流れが羽根車に対して平行に通過する構造の水道メータで「ウォルトマン」ともいう。横型ウォルトマンと縦型ウォルトマンとがある。
- 横型ウォルトマン
水が水平方向に流れて羽根車を回転させる方式で大流量に適する。
- 縦型ウォルトマン 水が垂直方向に流れて羽根車を回転させる方式で横型に比べて感度がよい。
- ●自己認証(ジコニンショウ)
- 給水装置材料を製造メーカ等が自ら証明した製品。(自己認証品は、試験成績証明書により確認する必要がある。)
- ●止水栓以下(シスイセンイカ)
- ※「設計及び工事の範囲」参照
- ●止水栓部(シスイセンブ)
- 道路及び宅地内で給水管に仕切弁を設置する部分。
- ●JIS(ジス)
- 日本工業規格のことであり、工業標準化法によって制定された鉱工業品の規格。 Japanese Industrial Standard の略号
- ●私設消火栓(シセツショウカセン)
- 使用者等が給水装置に設置する消火栓。設置する場所によって、屋外消火栓と屋内消火栓に分けられ、屋外消火栓には地下式と地上式がある。消防法第17条の防火対象物については設置義務が科せられている。
※局のメータが設置されている私設消火栓は、基本料金が免除される。
- ●私設メータ(シセツメータ)
- 水道事業者が設置するメータではなく、お客様が水道事業者メータより下流側の部分に独自に設置しているメータ。
- ●自然流下給水構造(シゼンリュウカキュウスイコウゾウ)
- 低置タンクに供給された水をポンプにより高置タンクに揚水し、これからさらに自然流下によって各戸へ給水する方式をいう。
- ●指定店(シテイテン)
- 指定水道工事店の略。指定工事店制度は、従前の制度で、安全で衛生的な給水を確保するためにとが一定基準以上の技術を有する者を指定水道工事店として指定し、給水装置工事の施工を認めてきたが、法改正により平成10年4月1日からは、全国統一的な『指定給水装置工事事業者制度』として実施されている。 ⇔「指定給水装置工事事業者」
- ●指定給水装置工事事業者(シテイキュウスイコウジジギョウシャ)
- 水道法の改正により全国統一的な指定基準となり、名称も「指定給水装置工事事業者」となった。指定条件は、①各事業所ごとに給水装置工事主任技術者がいること。②厚生省令で定める機械器具を有する者であること。③一定の欠格要件に該当しないものであること。給水条例では、一般に「給水装置の新設、改造、修繕及び撤去の設計及び工事は、管理者または管理者が指定したもの(指定給水装置工事事業者)が施工する。」となっている。 ⇔「指定店」
- ●指定の停止、取消し(シテイノテイシ、トリケシ)
- 指定給水装置工事事業者制度を守る立場から、指定給水装置工事事業者が指定基準を欠くこととなった場合、及び条令・規定等で定める水道事業者の取扱いに違反した場合に、該当する指定給水装置工事事業者の指定取消し、または停止を行う。
- ●自動開閉弁(ジドウカイヘイベン)
- ボールタップなど、ある設定した条件で自動的に通水又は止水する弁の総称。
- ●自動検針(ジドウケンシン)
- 計量器の指示値を離れた位置で電話回線等によって自動的に読み取ることをいう。
- ●自動検針標(ジドウケンシンヒョウ)
- ※「パイロット針」参照
- ●死水(シニミズ)
- 管の行き止まり部分などでほとんど入れ替わることのない水のこと。管内の水が長時間停滞し、錆の発生、沈殿物の堆積、残留塩素の消失などの水質悪化を生じる。このため給水装置の構造材質基準(水道法施工規程第5条)でも給水装置は水が汚染されないことと規定されている。
- ●支分栓(シブンセン)
- ※「連合栓」参照
- ●支分廃止(シブンハイシ)
- 不使用となった支分栓を撤去する工事。
- ●蛇口(ジャグチ)
- ※「給水栓」参照
- ●修繕工事(シュウゼンコウジ)
- 給水装置の原型を変えないで給水管、給水栓などの部分的な破損箇所を修理する工事。
- ●集中給湯方式(シュウチュウキュウトウホウシキ)
- ビル・マンション等においてボイラー等の加熱装置を一箇所に設け、そこから各戸に給湯する方式。
- ●集熱器(シュウネツキ)
- ソーラーシステムの構成部材で、太陽熱を利用して、水を加熱する器具。
※「ソーラーシステム」参照
- ●実測式水道メータ(ジッソクシキスイドウメータ)
- メータの中に一定の容積の計量室を設け、水に流れる力によって計量室を回転させて流量を測定する方式のものをいう。現在、国内ではあまり使用されていない。
- ●集中分岐管(シュウチュウブンキカン)
- 道路内漏水の未然防止を図るため、給水管が集中している私道等に設置する給水管集中分岐用の器具。 なお、一般的なものは口径75mmであり、一本の集中分岐管より5本の給水管が分岐できる。
- ●集約水管(シュウヤクスイカン)
- タンク以下装置において高置タンク及び気圧タンクによって各戸へ水を供給するために設ける主管をいう。
- ●樹脂コーティング(ジュシコーティング)
- 材料の表面を樹脂で被覆すること。
※「ライニング」参照
- ●受水槽・受水タンク(ジュスイソウ・ジュスイタンク)
- 給水装置からの水を直接受水するための水槽。配水管の水圧を直接利用して給水することが困難であるビル・マンション等中高層の建物等又は一時的に大量の水を利用する場合に設置する。容量の決定は計画一日最大使用量の4/10~6/10程度が一般的。建築基準法により衛生上及び保守管理上必要な構造上の基準が定められている。
- ●出水不良(シュッスイフリョウ)
- 給水栓から水が出ない又は出の悪い状態。原因としては①給水装置の不良、②漏水、③供給源の不足、④量水器の不良などがある。
- ●受託工事(ジュタクコウジ)
- 給水管新設工事等で工事申込者の費用負担により水道事業者が施工する工事。
- ●受注(ジュチュウ)
- 請負契約を締結し工事の申込を受けること。契約の締結とは、工事を依頼するものとこれを請負う者との相反する意志が合致することである。
- ●手動井・動力井(シュドウイ・ドウリョクイ)
- 動力揚水設備がなく、手でくみ上げる井戸を手動井。動力揚水設備によってくみ上げる井戸を動力井という。
- ●瞬間湯沸器(シュンカンユワカシキ)
- 器内の給水管路の一部にあたる吸熱コイル管で熱交換を行い、通過水を加熱する湯沸器で、先止め式と元止め式がある。先止め式は、給湯配管を通して湯沸器から離れた場所で使用できるもので、2箇所以上に給湯する場合に広く利用される。出湯能力は、5号の小型のものから風呂へ給湯するものでは12~32号程度のものまである。元止め式は、湯沸器から直接使用するもので、湯沸器の入り口側の水栓の開閉により、メインバーナが点火、消火する構造になっている。出湯能力は、5号以下と小さい。瞬間湯沸器は、給湯側を開にした場合に生じる一次側と二次側との水圧差により作動する。
- ●瞬間湯沸器の能力 (号数)"(シュンカンユワカシキノノウリョク)
- 水温を+25℃上昇させた時、一分間に出るお湯の量(㍑)の数字を号数という。台所専用として設置する湯沸器で、普通、約4~5号の大きさである。
- ●循環利用(ジュンカンリヨウ)
- 水の循環利用とは、いったん使用された水に人口の手を加えて、再度利用に供することである。これには、都市排水としていったん河川に放流されたものを再度取水して利用する方式と、下水処理水を直接取水して再利用する方式とがあるが、一般には、後者をいう。 下水処理水を対象にした循環利用方式には、地域循環方式、地区循環方式、個別循環方式がある。
- ●使用公差(シヨウコウサ)
- 検定有効期間内の使用中における許容器差で、検定公差の2倍までが認められる。 ※「公差」参照
- ●小規模貯水槽水道(ショウキボチョスイソウスイドウ)
- 水道事業の用に供する水道または専用水道から供給を受ける水のみを水源とする小規模受水槽(受水槽の容量が10m3以下)を有する施設。
- ●使用水量(シヨウスイリョウ)
- 各需要者が使用した水量で、水の供給の対価である水道料金を算定する基礎となる。給水装置から出る水の合計。⇒「給水量」
- ●条件承諾書(ジョウケンショウダクショ)
- 例として、受水タンク以下装置に水道事業者のメータを設置する場合、適正な計量を図るため申請者に対して一定の条件を付し、これを申請者が承諾したことを確認するための様式。メータ設置の申請書に添付することになっている。
- ●小口径(ショウコウケイ)
- 給水管またはメータの呼び径が13mm~25mmまでのものをいう。⇒「中口径」「大口径」
- ●浄水器(ジョウスイキ)
- 水道水中の残留塩素や濁度等の溶存物質を減少させる目的とした器具。ろ過材として①活性炭、②ポリエチレン、ポリスホン、ポリプロピレンなどからできた中空糸膜を中心としたろ過材、③その他(セラミックス、不織布、天然サンゴ、イオン交換樹脂等)がある。水栓の流入側に取り付けられ常時水圧が加わるもの(先止め式)と水栓の流出側に取り付けられ常時水圧が加わらないもののうち浄水器と水栓が一体として製造・販売されているものは、給水用具に該当するが、浄水器単独で販売され、消費者が取り付けを行うタイプのものは給水用具に該当しない。
- ●上水ねじ(ジョウスイネジ)
- 水道メータとの取り付け部のねじ部が日本水道協会規格のもので、ねじは、日本工業規格の管用平行ねじ(JIS B 0202)
ねじ(単位[mm])
口径 |
基本径 |
ねじ部の長 |
山数 |
13 |
26.441 |
11 |
14 |
20 |
33.249 |
13 |
11 |
25 |
41.910 |
15 |
11 |
30 |
47.803 |
17 |
11 |
40 |
59.614 |
20 |
11 |
⇔「都ねじ」「Kねじ」
- ●消防用水(ショウボウヨウスイ)
- 消防演習に使用する水、火災に当たって消火用に使用する水または公の消防機関が火災予防上から設置した消火用水槽に補充するために注水する水のこと。
- ●白水(シロミズ)
- 水道水中の気泡あるいは亜鉛が原因で白い水となる現象。水をガラスコップなどの容器に入れ、静置すると気泡の場合は次第に透明になるが、亜鉛の場合は変化がないかまたは白色の沈殿が生じるので容易に区別できる。
- ●真空破壊装置(シンクウハカイソウチ)
- 真空破壊装置(バキュームブレーカー)は逆サイホン作用により、給水管内に生じる真空部へ自動的に空気を補充し、管末汚物の逆流を防止する器具で大便洗浄用器具には必ず設置しなければならない。
- ●人口液体空気(ジンコウエキタイクウキ)
- 凍結工法に使用する凍結剤で、酸素(20%)と窒素(80%)の化合物。マイナス約90℃の液体。
- ●新設工(シンセツコウジ)
- お客様からの申込により、新たに給水装置を設置する工事。工事に当たっては、お客様から事前に工事申込を受け、これに対する水道事業者の承認が必要になる。工事申込に対する承認は、給水申込と同様に正当な理由がない限りこれを拒むことは出来ない。
- ●芯出し(シンダシ)
- 鋳鉄管等、口径の大きい管を布設、連絡する場合、管の軸中心線を測定し、使用する異形管の種類及び据付位置を定める作業。
- ●随意契約(ズイイケイヤク)
- 競争の方法によらないで、発注者が適当と認める相手を選んでそのものと契約を締結する方法であり、いわば特定者との協議による契約をいう。
メリット |
デメリット |
履行の確実性 |
不正の恐れ 価格において不利 |
- ●水質基準に関する省令(スイシツキジュンニカンスルショウレイ)
- 水道法第4条で水道により供給される水が備えなければならない要件を掲げているが、本省令によりその基準、検査方法等の項目が定められている。
- ●水撃作用(スイゲキサヨウ)
- ※「ウォーターハンマー」参照
- ●水洗便器の機能(スイセンベンキノキノウ)
- 水洗便器には、次の機能を必要とする。
- 洗浄機能
便器を清潔に洗浄すると共に、汚物を屈曲した便器内を通り排水管へ送り出す機能。
- 水封機能
便器とつながっている排水管、下水管などからの臭気、ガス、ねずみ、衛生害虫などが室内に侵入するのを防止するため水で封じる機能。
- 搬送機能
便器から汚物を公共下水道、浄化槽等へ押し出す機能。
- ●推測式水道メータ(スイソクシキスイドウメータ)
- 水の流れる力で歯車を回転させ、その回転数で流量を推測する方式のものをいう。現在、国内で使用されているメータのほとんどは推測式メータである。
- ●水団連(スイダンレン)
- 「日本水道工業団体連合会」の略。
水道用ステンレス鋼管土壌腐食試験委員会(スイドウヨウステンレスコウカンドジョウフショクシケンイインカイ)
水道用ステンレス鋼管の開発活動の一環として、ステンレス鋼管並びにこれに継手等をほどこした試験片を、日本各地の土壌に埋設した場合の耐食性評価を目的として、ステンレス協会内に設けた委員会。
- ●水頭(スイトウ)
- 単位重量の流体のもつ力学エネルギーをいい、大きさは長さの単位で表す。 位置、運動、圧力エネルギーを示す水頭をそれぞれ位置(高度)水頭、速度(流速)水頭、圧力水頭という。
- ●水道(スイドウ)
- 水道法によれば「水道とは、導管及びその他の工作物により、水を人の引用に適する水として供給する施設の総体をいう。」と定義されている。
- ●水道章票(スイドウショウヒョウ)
- メータの点検や料金徴収義務の効率的な運営を図るため、給水装置(受水タンク以下装置含む)の新設時に、当該装置の水道番号を付した章票を、使用者等の門戸や見やすい場所に取り付けている。「門標(もんぴょう)」とも呼ぶ。
- ●水道診断(スイドウシンダン)
- お客様の節水意識の向上及び、水の有効利用を図るため、一般家庭を訪問し給水装置の点検、節水コマの取付指導を行う事業。
- ●水道メータ(スイドウメータ)
- 給水装置に取付、お客様が使用する水量を積算計量するための計量器。その使用に際しては計量法に定める計量器の検定検査に合格したものでなければならない。計量法により有効期限が8年と定められている。明治・大正・昭和初期までは量水器と称されていたが、昭和3年の度量衝法の適用を受けて水量メートルとなり、さらに昭和27年には計量法の制定により水道メータと称された。 ⇔「量水器」
- ●水量総計扱い(スイリョウソウケイアツカイ)
- 本来、一個のメータによって計量すべき施設に、構造上その他やむを得ない理由により複数のメータを設置した場合、1使用者1計量の原則を保持するため、基本料金は個々のメータの基本料金の合計額とし、従量料金は、その合計額に対応する給水管の呼び径(対応する呼び径がない場合は直近下位の呼び径)によって算出する取扱いをいう。
- ●スケール(スケール)
- 鉄管内面に有機物または無機物及び鉄錆による付着物を言う。
- ●捨てバルブ(ステバルブ)
- 給水管の修繕において、止水栓設置基準等によるバルブの設置とは別に当該工事を円滑に施行するために取り付けるバルブのこと。工事施行後はバルブとしての機能は果たさない。
- ●ステンレス協会(ステンレスキョウカイ)
- ステンレス製品の市場調査、用途開発、PRによってその需要を喚起すること目的として昭和34年8月に設立されたステンレスメーカー等の任意団体。
- ●ステンレス鋼管(ステンレスコウカン)
- ステンレスを材料として作られた給水管。価格は比較的高いが耐久性に優れており、高温及び低温並びに振動及び衝撃に強く、軽量なため取扱いが容易で、継ぎ手の開発によって接合も容易になった。
- ●ストレーナ(ストレーナ)
- 配管中の異物を網によってろ過するものである。定期的のに取外し、清掃することが大切である。トイレタンクの流入口や給水栓の端部などに設置されている。
- ●ストレッチャー(ストレッチャー)
- サドル分水栓による取出し工事の際に用いるコア挿入機。
- ●スパン(スパン)
- 径間、さしわたし。
- ●スプリンクラーシステム(スプリンクラーシステム)
- 火災が発生し、室温がある程度に達すると、天井に設置してある多数の水栓から、水が自動的に散水されて火を消す装置。
- ●スライム(スライム)
- 水中の固体表面に付着する粘性のある物質。微生物によって分泌される多糖質類、タンパク質などから構成されている。
- ●生活環境審議会(セイカツカンキョウシンギカイ)
- 厚生大臣の諮問機関で、環境衛生にかかる生活環境について調査審議するところである。
昭和46年6月に設置され、生活環境部会、廃棄処理部会、水道部会の3部会がある。
- ●静水圧(セイスイアツ)
- 静止した水の中で作用している圧力。
- ●政令(セイレイ)
- 憲法及び法律の規定を実施するために内閣が制定する命令。
なお、給水装置の構造及び材質基準については、水道法施行令(政令)第5条で定められている。
- ●政令指定都市(セイレイシテイトシ)
- 「地方自治法第252条の19、第1項の指定都市の指定に関する政令」により指定された都市をいう。札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、新潟市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市の各都市をいう。
- ●設計及び工事の範囲(セッケイオヨビコウジノハンイ)
- 給水装置の設計及び工事は水道事業者又は指定給水装置工事事業者が施工する。
- ●節水(セッスイ)
- 水を有効かつ合理的に使用して使用水量を減らすこと。
- ●節水型大便器(セッスイガタダイベンキ)
- 一回あたりの使用水量を、洗い出し型及び洗い落とし方においては8リットル以下、サイホン及びサイホンゼット型においては9リットルに減じた便器。
- ●節水型都市(セッスイガタトシ)
- 限られた水源の中で、全ての住民が快適な都市生活を送れるよう、節水機器や節水型の水利用システムの開発、普及が常に行われ、また、住民一人一人が水の大切さを十分認識して水の利用がスムーズに行われる都市をいう。
- ●節水コマ(セッスイコマ)
- 水圧1Kg/cm3時における水栓からの吐水量が、普通こまに比較して、ハンドルの開度が120°の時、30%以上80%未満の節水効果があり、ハンドルを全開にしたとき70%以上であるコマをいう。
- ●節水マーク(セッスイマーク)
- 通産省の「優良節水型機器認定制度」の認定基準に合格した揚水機器のみが表示できるマークで、正しくは「優良節水型機器マーク」という。
- ●接線流羽根車式(セッセンリュウハネグルマシキ)
- メータの計量室内に水を流して、その中の羽根車を回転させて流水を測る方式。
- ●設置位置(セッチイチ)
- ※「設置基準」参照
- ●設置基準(セッチキジュン)
- 例としては、
- メータ設置基準
給水装置及び受水タンク以下装置におけるメータの設置方式、設置位置等を定めた基準。
- 止水栓設置基準
止水栓の設置方式、設置位置等を定めた基準。
- ●セフティーコーン(セフティーコーン)
- 工事作業帯と車両通行帯の区分とし、車両の誘導を行うため3~4m間隔で
設置する円錐形の保安用具。
- ●せん(セン)
- 管の末端等をふさぐために用いる継手。
- ●洗濯容量(センタクヨウリョウ)
- 1回に洗濯できる洗濯物の乾燥状態における質量をいう。
この場合の洗濯物はJISに規定する試験布とする。
- ●善管注意義務(ゼンカンチュウイギム)
- 給水条例等に規定されている水道使用者等の管理上の責任。
- 水道使用者は、善良な管理者の注意をもって、水が汚染しまたは漏れないよう
給水装置を管理し、異状があるときは、直ちに管理者に届け出なければならない
- 前項の管理義務を怠ったため生じた損害は、水道使用者等の責任とする。
- ●全国建築物飲料水管理協会(ゼンコクケンチクブツインリョウスイカンリキョウカイ)
- 建築物の飲用水槽の清掃及び管理に関するものの調査研究等の事業を行っている社団法人。
- ●洗浄弁(センジョウベン)
- 大、小便器に使用するもので、ボタン又はレバーを操作することによって
一定水量の水を流す構造となっている。
- ●全水協(ゼンスイキョウ)
- ※「全国飲料水槽清掃管理協会」参照
- ●栓番(センバン)
- 水道番号の総称。給水装置に付す一連の数桁の通し番号。各水道事業者ごとに新設の際設定する。
- ●全面改造工事(ゼンメンカイゾウコウジ)
- 配水管又は給水管からの分岐部からメータまでを全面的に布設替えする工事。
- ●専用水道(センヨウスイドウ)
- 水道法第3条第6項に定義されている。 「寄宿舎、社宅、診療所等における自家用の水道その他水道事業の用に供する水道以外の水道であっても100人を超える者にその住居に必要な水を供給するものをいう。ただし、他の水道から供給を受ける水のみを水源とし、かつ、その水道施設のうち地中又は地表に布設されている部分の規模が政令(施行令第1条)で定める基準以下である水道を除く。
※ 水道施行令第1条(専用水道の適用除外の基準)
1 |
口径25mm以上の導管の全長 |
1,500m |
2 |
水槽の有効容量の合計 |
100m3 |
- ●専用栓(センヨウセン)
- 給水装置は用途により飲用と消火用に大別されるが、飲用の給水装置は、さらに、1世帯又は1箇所で使用する専用給水装置と2世帯以上で共同して使用する共用給水装置とに区別される。この専用給水装置を専用栓と呼び、共用給水装置の共用栓と区別して呼ぶ。
- ●増圧ポンプ(ゾウアツポンプ)
- 管路の途中に設ける増圧用のポンプで、ポンプ・逆流防止機器・制御装置で構成されている。ブースタポンプとも呼ぶ。
- ●増圧直結給水(ゾウアツチョッケツキュウスイ)
- ⇒「直結式給水」
- ●総価契約(ソウカケイヤク)
- 一般的に単価、数量及び総価額が確定されたうえで締結される契約。給水装置工事について言えば、一連一式工事を完成させるための請負費を総括して定めて契約する方式。
- ●総括方式(ソウカツホウシキ)
- 受水タンク以下装置メータ設置方式の一つで、住宅部分には各戸にメータを設置し、非住宅部分(店舗、事務所等)には、一括計量するメータを設置する方式。
- ●増径工事(ゾウケイコウジ)
- 使用状況の変化等により、既設の給水管の口径を大きくすること。
- ●総合完成図(ソウゴウカンセイズ)
- 給水装置工事の完成図は1装置ごとに作成することを基本としているが、連合栓新設工事・給水装置工事を施工したとき、同一時期に同一業者が複数の給水装置工事を施行したときは、事務の簡素化を図るため1枚の図面にまとめて(総合完成図)作成させる事業体もある。
- ●相関式(ソウカンシキ)
- 漏水発生個所をはさむ管路上の2地点で漏水音を捕え、両地点に到達する漏水音の伝播時間の差から漏水箇所を発見する方法。
- ●ソーラーシステム(ソーラーシステム)
- 太陽熱利用設備のことをいう。狭い意味では、一般家庭における給湯・暖房等に利用するための集熱器・蓄熱槽及び循環装置等の設備をいう。
- ●速度水頭(ソクドスイトウ)
- ※「ベルヌーイの定理」「水頭」参照
- ●ダイオキシン類(ダイオキシンルイ)
- ポリ塩化ジベンゾ-P-ジオキシン(PCDD)及びその類似物質であるポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)の総称。ダイオキシン類は化学合成における副反応、ゴミの消却などで生成するといわれている。塩素の結合位置によって210種類もの異性体が存在するが、中でも毒性の強いのは、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-P-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)である。
- ●大口径(ダイコウケイ)
- 給水管またはメータの呼び形が50mm以上のもの。
- ●第三者認証(ダイサンシャニンショウ)
- 第三者機関が製造業者の希望に応じて給水装置用製品が性能基準に適合することを認証し、認証マークの表示を行う。第三者認証機関としては次の5機関がある。
(社)日本水道協会
(財)日本燃焼機器検査協会
(財)電気安全環境研究所
(財)日本ガス機器検査協会
(株)UL Japan
- ●台帳(ダイチョウ)
- ある事項を記録するうえで基本となる帳簿であり、給水装置工事に関係するものでは、給水装置台帳などがある。
- ●タイトン接合(タイトンセツゴウ)
- 鋳鉄管の接合方法の一つで、受け口にゴム輪を装填し、さし口を差し込むだけで終了する。
- ●ダイヤフラム式逆止弁(ダイヤフラムシキギャクシベン)
- ゴム製のダイヤフラムが流れの方向によりコーンの内側に収縮したとき通水し、密着したとき閉止となる構造。逆流防止を目的として使用される他、給水装置に生じる水撃作用や給水栓の異常音などの緩和に有効な給水用具としても用いられる。
- ●太陽熱温水器(タイヨウネツオンスイキ)
- 太陽を主な熱源とする温水器である。集熱部、貯熱部及びこれらを連結する循環装置で構成される。
- ●代用管(ダイヨウカン)
- 口径50mm以上のメータを取付ける配管においてメータ前後のフランジ面の位置を定めるために用いる器具である。フランジ面間の寸法がメータと同じ寸法になっている。メータ代用管ともいう。
- ●ダクタイル鋳鉄管(ダクタイルチュウテツカン)
- 鋳鉄に少量のマグネシウムまたはカルシウムを添加して強度を増し、管厚を薄くした鋳鉄管。
- ●タックコート(タックコート)
- 瀝青材料あるいはセメントコンクリート版などを用いた下層とアスファルト混合物からなる上層とを結合する為に下層の表面に少量散布する瀝青材料。
- ●縦型ウォルトマン(タテガタウォルトマン)
- ※「軸流羽根車式」を参照。
- ●玉形弁(タマガタベン)
- 中間バルブとして使用するもので、止水部が吊りコマ構造のため、外形が玉の形をしている。特徴として、開度調節が可能である。逆流防止機能はなく、損失水頭は大きい。
- ●溜めすすぎ(タメススギ)
- 洗濯槽へためた水だけですすぐ方法
※「注水すすぎ」参照
- ●たわみ(タワミ)
- はり、柱、ケーブル等が荷重を受けて変形するとき、その変形の部材軸線に垂直な成分をいう。
- ●単価契約(タンカケイヤク)
- 一般的に、物または役務の給付について、その規格及び単価当たりの価格のみを決定し、金額はその給付の実績によって算定することを内容とする契約。給水装置工事についていえば、各作業の単価を定めておき、その単価を算定したものが工事全体の工事費とする契約方法。
※「総価契約」参照
- ●短管(タンカン)
- 鋳鉄管または石綿セメント管の配管に用いる継手で、片面がフランジになっており、仕切弁、メータ等との接続に用いる。
- ●タンク以下装置(タンクイカソウチ)
- 受水槽を使った給水施設の受水槽から各給水器具までの部分をいう。政令で定める給水装置の構造及び材質に関する基準は適用されない。受水槽以降の給水方式は高置水槽を設けた自然流下給水方式とポンプ直送給水方式がある。
- ●タンクレス(タンクレス)
- ①受水タンク以下の給水方式で、高置水槽を設置しないものをいい、ポンプ直送給水方式のこと。
②家庭用トイレ便器で空間の有効利用やデザイン重視の観点からタンクを無くしたタイプの便器。
- ●単契業者(タンケイギョウシャ)
- 水道事業体との間で給水装置工事等について単価契約を締結している業者。
- ●断水工(ダンスイコウ)
- 修繕工事等において、止水栓の機能不良や断水範囲に限定がある場合の給水管内の水の流れを止める作業。一般に次の三つの工法がある。
凍結式:人工液体空気(液体窒素と液体酸素の混合)により管内の水を凍結させる。
置ゴマ式:断水機を管内に挿入し先端のコマを圧縮膨張させ止水する。
圧着式:圧着機を用いて管を押しつぶして止水する。
※ 断水範囲を決めたり、止水栓の機能不良の場合。
- ●断水告知(ダンスイコクチ)
- 事業体が配水施設の工事等により一時的に給水を停止または制限するときにその旨を事前に使用者に知らしめる行為。
- ●単独栓(タンドクセン)
- 配水管から直接分岐した給水装置で、連合栓の形態をとっていないもの。
※「連合栓」参照
- ●タイピン(タイピン)
- 鉛管の切断面を押し広げ、接合を容易にするために使う工具。
- ●断水ビラ(ダンスイビラ)
- 断水(減水、濁水)の発生に際し、使用者に告知するために使用するビラ。
- ●単匣(単箱)型 タンコウ(タンバコ)ガタ
- 接線流羽根車式水道メータのうち、羽根車に噴射水流を与えるためのノズルがメータのケース(外枠)に一つ有るもの。13mmメータはこの形である。
- ●遅緩(チカン)
- 歯車の摩擦等により実際の使用水量よりもメータの計量値が少なくなる状態をいう。
- ●タンク(チクアツシキキュウスイタンク)
- 鋼製容器と内部のゴム製の袋(ブラダー)とで構成され、ブラダー内部が水室、鋼製容器とブラダーとの間が空気室となる。水室へ水を圧送、貯留し、空気室の圧力により各所へ給水する構造のタンクである。なお、高層住宅の最上階でも十分な水圧が保てる。
- ●地区循環(チクジュンカン)
- 循環利用の方法の一つであり、地区内で発生する下水をその地域内で処理再生し雑用系の用途に利用するもの。 ※「循環利用」参照
- ●地点距離(チテンキョリ)
- 国道上において、当該路線の起点から工事施工箇所までの距離をいう。
- ●チャッキバルブ(チャッキバルブ)
- 逆流を防止する弁。JISの逆止弁は、通常チャッキ弁といわれ、スイング式とリフト式がある。
- ●チャンブル接合(チャンブルセツゴウ)
- 鉛管の接断口を塞ぐことで、切り口をカシメハンマーで周囲から叩いて穴を小さくせばめて接合する。
- ●中口径(チュウコウケイ)
- 給水管またはメータの呼び径が30mm~40mmのものをいう。
- ●中止(チュウシ)
- 水道の使用を中止すること。使用中止とは,供給契約解除の申し出に相当するものである。ただし、新たにその水道を使用とするものが、全使用者の債務を継承することを前提に引き続いて使用する場合がある。
- ●中止切れ(チュウシギレ)
- 中止中で、メータ取外し施行保留の期間が2ヶ月等を経過し、検針月がきて取外しの対象となるものをいう。
- ●注水すすぎ(チュウスイススギ)
- 主に、洗濯物の洗剤を落とす目的のため、脱水槽で注水しながら行なうすすぎのこと。
- ●中水道(チュウスイドウ)
- 水質に着目した分類で、飲用としての上水道と下水道との中間に位置し、人の飲用その他これに類する用途以外に供されている水道。
- ●調整番号(チョウセイバンゴウ)
- 国道及び都道等の管理者が、道路調整会議の席上で、企業に指示する番号
- ●帳簿(チョウボ)
- 「台帳」参照
- ●貯水槽水道(チョスイソウスイドウ)
- 水道事業の用に供する水道及び専用水道以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするもの。(水道法第14条第2項第5号) 簡易専用水道を含め、受水タンク方式で供給されるビル等の建物内水道が該当する。
- ●直管換算長(チョッカンカンザンチョウ)
- 水栓類、メータ、継手等の損失水頭が同口径の直管の摩擦損失水頭に等しくなる直管の長さをいう。
- ●直結経由メータ(チョッケツケイユメータ)
- 兼業公衆浴場において、営業用と一般用に料金を区分するために、直結メータ以降に設置したメータをいう。
- ●直結式給水(チョッケツシキキュウスイ)
- 給水装置の末端である給水栓まで受水槽を経由せず直結給水する方式。配水管の水圧により給水する直圧直結給水方式と途中に増圧給水ポンプを設置し、加圧する増圧直結給水方式がある。
- ●貯湯式湯沸器(チョトウシキユワカシキ)
- 貯湯槽内にあらかじめ貯えた水を加熱する構造で、湯温に連動して自動的に燃料通路を開閉することができる機能を有する給湯用の器具であって、貯湯部が開放されているもの(開放型)と密閉されているもの(密閉型)がある。
- ●つりコマ(ツリコマ)
- 水栓内のコマが、せん棒にピンで固定されている構造のものである。主に、寒冷地域で使用されており、逆流防止機能はない。
- ●TS接合(ティーエスセツゴウ)
- (T:Taper, S:Size) ビニル管の接合方法で冷管接合の一つである。継手の受口部に1/30~1/40のテーパーをつけたもので、管の差し込み部と受口部にそれぞれ接着剤を塗布して接合する。
※「テーパー」参照
- ●定流量弁(テイリュウリョウベン)
- 水の圧力が上昇しても、一定の流量に調節する流量調整用の弁。流量調整機構として、ばね・ダイヤフラム・ニードル式などがある。
- ●テーパー(テーパー)
- 円錐状に直径が次第に減少している状態。
- ●テーパーねじ(テーパーネジ)
- ねじ部がテーパー状になっているねじ。
- ●テストメーター(テストメーター)
- 使用中のメータの性能をチェックするためのメータ。
- ●テストポンプ(テストポンプ)
- 工事施行後、給水管内に圧力をかけ、給水装置に漏水等異常がないかを確認するための器具。
- ●鉄管協会(日本ダクタイル鉄管協会)(テッカンキョウカイ)
- 鋳鉄管の製造業者団体名。
- ●撤去義務(テッキョギム)
- 漏水及び水質汚染の防止を図るため、使用する見込みのなくなった給水装置については撤去することを使用者に義務付けている。(条令、要綱など)
- ●撤去工事(テッキョコウジ)
- 使用しなくなった給水装置を配水小管又は他の給水管の分岐部から取り外す工事。長期間使用されていない給水装置は、漏水の原因となり、水質の維持管理に支障をきたすおそれがあるため、使用見込みのない給水装置の使用者には、当該給水装置の撤去義務が課せられている。(条令、要綱など)
- ●撤去未成(テッキョミセイ)
- 撤去工事に着手したが、分岐箇所の位置が不明のため撤去できなかった工事。
- ●電気洗濯機(デンキセンタクキ)
- 電気洗濯機はJISにより、
3種類に分類される。
- 手動電気洗濯機
洗濯、すすぎ、脱水の各工程を手作業で移行させるもの。(普通型の二槽式洗濯機)
- 自動電気洗濯機
洗濯、すすぎ、脱水の各工程のうち、いずれか二つの工程が手作業を伴わずに自動移行するもの。(自動二槽式洗濯機)
- 全自動電気洗濯機
洗濯、すすぎ、脱水の各工程が手作業を伴わずに自動移行するもの(一槽式全自動電気洗濯機)
- ●電食(デンショク)
- 迷走電流による金属管の腐食。
- ●電探(デンタン)
- 埋設管探知器のこと。
※「埋設管探知器」参照
- ●電導度(デンドウド)
- 電気伝導度または導電率のこと。電気の伝わりやすさを示す尺度のことで、断面1c㎡、長さ1cmの溶液の相対する面の間を電気が流れるときに生じる比抵抗の逆数で示すことになっている。
- ●電動弁(デンドウベン)
- 電動機を駆動して開閉を行なう方式の弁。
- ●同一掘削内(ドウイツクツサクナイ)
- 一つの掘削箇所内で2件以上の工事を行なうことをいう。
- ●銅管(ドウカン)
- 銅管は、耐食性が良く、温水や水に対して腐食やサビの発生はほとんどない。また、コンクリートや土壌に対する耐食性も良い。銅管は、軟質と硬質があり、状況に合う使い分けが必要である。
東京空気調和衛生工事業協会(トウキョウクウキチョウワエイセイコウジギョウキョウカイ)
※「東空衛」参照
- ●東空衛(トウクウエイ)
- 建設設備工事を施工する業者の団体
- ●凍結工法(トウケツコウホウ)
- 給水管等の修繕補修等において、弁による止水が不可能な場合、人工液体空気を利用して管内の水を凍結させて止水する方法。
- ●動水圧(ドウスイアツ)
- 管路の中を水が流れると、摩擦その他の抵抗によりエネルギーが損失する。これらのエネルギー損失を損失水頭というが、そのときの管路の各点の水圧をいう。静水圧=動水圧+損失水頭
- ●動水勾配(ドウスイコウバイ)
- 水が流れるのに必要な水頭とその距離の比をいう。 動水勾配線の勾配。
※「水頭」 「動水勾配線」 参照
- ●動水勾配線(ドウスイコウバイセン)
- 水平基準から、水路にそって位置水頭と圧力水頭の和に相当する高さの点を結んだ線。
- ●道調(道路上工事調整会議) ドウチョウ(ドウロジョウコウジチョウセイカイギ)
- 道路管理者、道路交通関連管理者、道路掘削関連企業者を構成員として、道路の掘り返しを伴う占用工事の計画的かつ合理的な施行を目的として設けられた会議をいう。
- ●土被り(ドカブリ)
- 地中構造物の上部から地表までの深さのこと。
- ●土壌腐食(ドジョウフショク)
- 地中に埋設された、金属の腐食を総称して土壌腐食という。土壌腐食は、電食と自然腐食とに分けることができる。
- ●吐水口空間(トスイコウクウカン)
- 給水栓または給水管の吐水口端とあふれ縁との垂直な距離。
- ●土留工(ドドメコウ)
- 傾斜面の土砂崩れを防止するためにほどこすもの。
- ●都ねじ(トネジ)
- 水道メータの取り付けねじ部が、東京都規格のもの。
- ●トラップ(トラップ)
- 悪臭やネズミ、害虫などが下水管から室内へ入り込むことを防ぐ装置。便器や洗面台、台所や浴室の排水管に使われる。排水管の途中に、水がたまる部分を設けることにより侵入を防ぐ。トラップ部の形状、により、S型、P型、U型、ドラム型などがある。
- ●トリハロメタン(トリハロメタン)
- 水道水を作る過程で塩素処理を行うと水の中の有機物質と塩素が反応してトリハロメタンが出来る。2~3分間煮沸することによりほとんどなくなる。発ガン性がある。
- ●ドレンチャー(ドレンチャー)
- 火災の延焼を防ぐ装置の一種。屋外の軒先・窓上・屋根・外壁などに配管し、圧力をつけて送水し、建物の周りに水幕を張る。
- ●波立遮蔽版(ナミダチシャヘイバン)
- 受水槽への給水は、一般にボールタップにより行なうが、ボールタップの吐水口より流出する水により水面が波立ち、フロートに影響を与え、ウォーターハンマー発生の一因となる。
これを防止するため、フロートと吐水口との間に設ける板をいう。
- ●日本金属継手協会(ニホンキンゾクギテキョウカイ)
- 略 称:JPFA
- ●日本水道協会(ニホンスイドウキョウカイ)
- 水道の普及とその健全な発達を図ることを目的とする社団法人。
※主な事業
- 水道事業経営や水道の技術及び水質問題についての調査研究
- 水道用品の検査及び給水器具等の品質認証
- 事務・技術についての研修・講習会の開催
- 政府機関等への請願、建議
- 国際協力・出版事業・その他
- ●ニップル(ニップル)
- 両面のねじがおねじになっている鋼管用の継手。
- ●日本水道工業団体連合会(ニホンスイドウコウギョウダンタイレンゴウカイ)
- 略 称 : 水団連
- ●日本バルブ工業会(ニホンバルブコウギョウカイ)
- 略 称 : JV
- ●日本水道協会品質認証センター(ニホンスイドウキョウカイヒンシツニンショウセンター)
- 製造業者からの申請に基づき、給水用具等、水道用資機材等、水道用薬品等が、水道法で定める基準に適合しているかを第三者的な立場から確認、認証する業務を行う、第三者認証機関。
給水用具等 |
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令
(厚生省令第14号平成9年3月19日) |
資機材等・薬品等 |
水道施設の技術的基準を定める省令
(厚生省令第15号平成12年2月23日) |
- ●布掘り(ヌノボリ)
- 一定の幅で連続して掘削すること。
- ●ネオタニシ(ネオタニシ)
- 熱によって膨張する性質を利用し、鉛管と鉛管の接触面を密閉し、プラスタンが管の内部に流れ込むことを防止するために使用する鉛管接合材料。
- ●ネスラー試薬(ネスラーシヤク)
- 水道水中におけるアンモニアの有無を調査する試験薬で、アンモニアが含まれていると淡黄褐色か褐色に変色する。
※毒薬なので取扱いには十分注意が必要。
- ●念書(ネンショ)
- 後日の証拠となるよう、念のために書いた書面。
- ●納通(ノウツウ)
- 水道料金や、給水工費等の請求書兼払込書のことで、「納入済通知書兼払込書」の略名。
- ●逃し弁(ノガシベン)
- 一次側の圧力が、予め設定された圧力になると、弁体が自動的に開いて過剰圧力を逃し、圧力が所定の値に降下すると閉じる機能を持つ給水用具。
- ●廃止工事(ハイシコウジ)
- 切り離し工事と同意語。
※「切り離し工事」参照
- ●排水(ハイスイ)
- 建築物及びその敷地内の汚水、雑排水、雨水、廃水など、捨て水のすべてを言う
- ●配水小管(ハイスイショウカン)
- 配水管のうち口径が350㎜以下のものをいう。(東京都水道局)給水装置の分岐は、原則として配水小管から行なうこととしている。(東京都水道局)⇔配水本管
- ●排水ピット(ハイスイピット)
- 現在位置よりも高い場所へ排水する場合、一度、自然流下により貯留し、排水ポンプにより排水主管に揚水する施設。
- ●パイプレンチ(パイプレンチ)
- 固定あごと可動あごで管を締め付け固定し、管を回す手工具。
- ●配水本管(ハイスイホンカン)
- 配水管のうち口径400㎜以上のもの。(東京都水道局)⇔配水小管
- ●配水補助管(ハイスイホジョカン)
- 配水管の布設が出来ない箇所にその代用として布設されている管をいう。
- ●配水量分析(ハイスイリョウブンセキ)
- 配水量を有収水量、漏水量等の項目で分析することにより、その実態を把握し、漏水防止対策の推進等に資するために行なうものである。
- ●パイプロケーター(パイプロケーター)
- ※「埋設管探知器」参照
- ●パイロット指針(パイロットシシン)
- メータの始動流量や漏水などの微少流量を知るための目安として設けた13~40㎜メ-タについている指標。(めじるし)現在、この指標は、計量検定所におけるメータの自動検定に利用されており、銀色の八角錘になっている。
- ●バキュームブレーカ(バキュームブレーカ)
- 給水管内に空気を導入し、負圧の発生を防止するもの。
- ●発信機(ハッシンキ)
- 隔測装置の一部。計量表示に計量(指示)値を表示させるためのメータ本体に取付けた信号発信装置。
- ●バッファー(バッファー)
- 隔測装置の表示機からその数値を使用者のコンピュータに送信するための装置。
- ●バタフライ弁(バタフライベン)
- 弁体内で弁棒を軸として円盤状の弁体が回転するバルブで次の特徴がある。
- 非常に軽量
- 低価格
- バルブの開度と流量が比例する。
流量制御用として使用されることが多い。逆流防止機能はない。
- ●バックフロー(バックフロー)
- 給水管内に水道水以外の液体及びその他の物質が流れ込むこと。
- ●ハメ中配管(ハメナカハイカン)
- 建設物の壁中を配管している給水管。
- ●腹起こし(ハラオコシ)
- 矢板工の打ち込みの際、前後の傾斜を防ぎ、横圧を支えるために親ぐいの間に横木を両側に一段または二段に取付け、ボルトをしめる。この横木のことをいう。
- ●バランス式風呂釜(バランスシキフロガマ)
- 風呂釜を浴室内に設置して浴槽と2本のパイプで接続し、湯を循環加熱するタイプで、給排気は屋外につながる給排水気筒によって行なわれる。
- ●バリ(バリ)
- 各種の加工時に加工物の縁、境界面、段付部に突き出た微妙な加工物の余分なエッジ。
- ●バルブソケット(バルブソケット)
- ビニル管とバルブ等との接続継手で、一端がソケット、他端がテーパサイズのおねじである。
略称 : バルソケ
- ●はんだ接合(ハンダセツゴウ)
- はんだ(すずと鉛の合金)を用いて金属の管とあるいは継手等を接合する工法。
- ●ハンドウインチ(ハンドウインチ)
- ワイヤーロープなどで重量物を持ち上げに使用する工具。
- ●汎用メータ(ハンヨウメータ)
- 六大都市で研究開発した、たて型ウオルトマンメータ(FVAメータ)のことで、50㎜・75㎜・100㎜のサイズがある。
- ●BL(ビーエル)
- Better Living(優良住宅部品)の略称で昭和49年建設省公示により創設された。
この制度は、新たに開発された住宅部品の中から品質、性能、価格、アフターサービス等の優れたものを、建設大臣が優良住宅部品として認定し、公共住宅をはじめ、広く一般に普及させることを目的としている。
- ●PL801,PL803(ピーエル801,ピーエル803)
- 埋設管探知器の機種で、金属系の管を探査する器具。
- ●BOD&COD(ビーオーディーシーオーディー)
- 水質汚濁を表す用語の略称
BOD |
生物学科学的酸素要求量(Biochemicel-Oxygen-Demand)
水中の有機物が溶存酸素の存在のもとで、生物化学的に分解され、安定化するために要する酸素量。
|
COD |
化学的酸素要求量(Chemical-Oxygen-Demand)
水中の酸化されやすい物質によって消費される酸素量。普通の河川では、3PPM以下である。
(1PPMは1リットル中に1mgを含む量) |
- ●ビクトリック接合(ビクトリックセツゴウ)
- ※「ビクトリック継手」参照
- ●ビクトリック継手(ビクトリックツギテ)
- 管と管を突き合わせ、合成ゴム製リングをかぶせ、上下二割の継手を重ね合わせ、ボルトナットで締め付けて、接合する継手。
特徴は、次の通り。
- 管内の圧力が増加するにしたがって、ますます不漏性を発揮する。
- 取り付けが簡単である。
- 水中での作業が可能である。
- 可撓性が大で、耐震性がある。
- 管内の空気が希薄になっても、外部の気体や液体を吸引しない。
- 継手の構造上、離脱しやすい。
- ●ひっかけせん(ヒッカケセン)
- 給水装置の設計及び完成図において、給水管の口径、管種等を記入するための引き出し線をいい、通常、曲線で書く。
- ●ビル管理法(ビルカンリホウ)
- 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」のこと。多数のものが利用する建築物の衛生的な環境を確保し、公衆衛生の向上を図ることを目的とする床面積3,000㎡以上(学校は8,000㎡以上)の建築物を対象に、受水槽の清掃、管理技術者の設置等を義務付けている。
- ●品質承認センター(ヒンシツショウニンセンター)
- ※「日本水道協会品質認証センター」
- ●負圧(フアツ)
- 大気圧以下の圧力をいう。
- ●VH工法(VHコウホウ)
- 給水管更生工法の一工法。
- ●VP VP (Unplasticized-Polyviny-Chloride-Pipes-for-Water-Works)
- 水道用硬質塩化ビニル管
- ●フート弁(フートベン)
- ポンプの起動に際して呼び水をするとき、水が吸込み管を通して受水槽へ逆流するのを防止するために、吸込み管の端末に設置する。
- ●不感水量(フカンスイリョウ)
- 実際の使用量よりメータの計量値が少ない場合の使用水量とメータ計量値との差をいう。不感水量の原因として次のものがある。
- 蛇口の開け始めや、ボールタップの停止の際などの微少流量のとき。
- 歯車の磨めつ等メータの性能が低下したとき。
- ●副式ボールタップ(フクシキボールタップ)
- 主弁に小口径ボールタップまたは電磁弁を副弁として組み合わせた定水位弁である。副弁の開閉により主弁内に生じる圧力差によって主弁が作動することから、止水、通水が円滑に行えること及び高所に設置しても主弁先の管路を開放状態にできることなどから低位置の受水タンクへの給水や、ウォーターハンマーを緩和することに適する。
- ●複匣(複箱)型 フクハコ(フクハコ)カタ
- 接線流羽根車式水道メータのうち、羽根車に噴射水流を与えるためノズルが計量枠(内ケース)に8~12個有るもの。20~40mmメータはこの型である。
- ●伏流水(フクリュウスイ)
- 河床、湖沼またはその付近の砂れき層中を流れる地下水をいう。
- ●歩掛(ブガカリ)
- 一工事あたりにかかる人員及び所要時間を係数化したもの。
- ●符号契約(フゴウケイヤク)
- 「契約の締結に関して、当事者の一方がその条件を決定し、他方がこれに従わなければならない」という契約。水道事業体と使用者の関係。
- ●不進行(フシンコウ)
- 指示等の故障によりメータの指針が動かなくなること。
- ●伏越(フセゴシ)
- 河川、運河、鉄道その他障害の下をくぐって管きょを布設することをいう。
- ●不正導水装置(フセイドウスイソウチ)
- 故意にメータを経由しないで導水装置を設置する等、料金の支払を免れるために違法な方法により設置し又は改造した装置をいう。不正行為により料金等の徴収を免れた者には、給水条例などの規程により過料を科する。また、給水装置の不正改造を行った者に対しても過料が科せられる。
- ●布設替工事(フセツガエコウジ)
- 既設の配水管や給水管などを撤去し、新たな管に取り替える工事。
- ●不断水せん孔器(フダンスイセンコウキ)
- せん孔器具の一種で、配水管から給水管を分岐する場合に、断水を要せず分岐工事ができることからこう呼ばれている。
- ●プライムコート(プライムコート)
- 粒状材料による路盤などの防水性を高め、その上に舗装するアスファルト混合物とのなじみをよくする為に、路盤上に散布する瀝青材。
- ●プラグ(プラグ)
- ネジ配管に使用する閉塞材料。止水や保護などの目的で使用する。
- ●フラッシュバルブ(フラッシュバルブ)
- 大便器用及び小便器用洗浄用の弁で、ハンドルまたはボタンの操作によって、弁を機械的に傾斜させることによって、一定時間吐水する。最低作動水圧は0.7kg f/cm2
- ●ブランチ(ブランチ)
- 鉛管から枝管となる鉛管を分岐するときの接合方法である。
- ●フレキシブルシャフト(フレキシブルシャフト)
- 断水面が、丸・長方形の針金を数層に巻いて伝導軸とし、たわみ性をもたせて軸方向を自由に変えられるようにしたもので小動力の伝達に使用される。
- ●フレキシブル継手(フレキシブルツギテ)
- 配管の向きを変更したり、配管された部分を拘束したくないときに用いる可とう性継手。
- ●ブロック化(ブロックカ)
- 配水管網をあるエリアで区分し、配水のコントロールを行う手法。
- ●分岐(ブンキ)
- 配水管または他の給水管から給水管を取出すこと。
- ●分岐管管理図(ブンキカンカンリズ)
- ⇒「給水管管理図」
- ●分水栓(ブンスイセン)
- 配水管から給水管を分岐する際に使用する器具。その形状によって、甲分水栓(止水機構がネジ式)、乙分水栓(止水機構がコック式)、サドル分水栓に分類されている。
- ●平行ねじ(ヘイコウネジ)
- ねじが円筒の外面または内面にあるねじ。
- ●ヘーゼンウィリアムス公式(ヘーゼンウィリアムスコウシキ)
- 水路の平均流速を示す公式をいい、主として流水断面の一定した管水路の設計に用いられる。
- ●ベルヌーイの定理(ベルヌーイノテイリ)
- 管内を水が一定の状態で流れているとき、管内のどの断面でも圧力水頭、速度水頭、位置水頭の和は等しいことをいう。公式: p/ρg + v/2g + z = 一定g:圧力水頭 v/2g:速度水頭 z:位置水頭 (p:圧力 ρ:密度 g:重力速度 v:速度 z:高度)PH ペーハー 水素イオン濃度を簡単な数値で示すための符号で、その濃度の逆数の対数をもって示したものをいう。水質基準では、PH5.8~8.6の範囲でなければならない。
- ●ベンダー(ベンダー)
- ステンレス鋼管を曲げ加工するときに用いる工具で、正式名称は、パイプベンダーという。
- ●ベンダー加工(ベンダーカコウ)
- ベンダーを用いてステンレス鋼管を曲げ加工すること。
- ●ベンドベン(ベンドベン)
- 鉛管接合工作に都合のよいように、鉛管の癖を直したり、曲げたりする工具。
- ●帽(ボウ)
- 管の末端を塞ぐために用いる帽子状の継手。
- ●防食工法(ボウショクコウホウ)
- 管の腐食を防ぐ方法で、次のような方法がある。
- 鋳鉄管やサドル分水栓などにポリエチレンスリーブで包む方法。
- メッキ(亜鉛被膜)による方法。・・・白管
- 塗装(タールエポキシ樹脂塗料)による方法。
- プラスチック被膜による方法。
- ●法人(ホウジン)
- 自然人以外のもので、法律上の権利義務の主体とされるもの。一定の目的のために結合した人の集団や財産について権利能力(法人格)が認められる。公法人と私法人、社団法人と財団法人、営利法人と公益法人・中間法人などに分けられる。
- ●ボール式止水栓(ボールシキシスイセン)
- 弁体が球状のため90度回転で全開、全閉する構造であり、逆流防止機能はないが、損失水頭は極めて小さい。一般に「ボール弁」と呼ばれている。弁体は、全面球と半面球がある。
- ●ボールタップ(ボールタップ)
- フロートの上下によって、自動的に弁を開閉する構造になっており、水洗便所のロータンクなど、受水タンクに給水する給水用具。
- ●防露(ボウロ)
- 管内と外気の温度差により管の表面に生じる露を防止するために管を被覆すること。
- ●補給水(ホキュウスイ)
- 用水機器等に不足した水を補うことをいい、特に冷房装置の冷却塔においては、冷却水が蒸発、飛散及びブロー(汚れるため一定水量を抜くこと)されるため、その分を補う水をいう。
- ●舗装打替工事(ホソウウチカエコウジ)
- 舗装にひびわれや凸凹が生じたときの処置の一工法で、表層、基層を除去して再舗装すること。
- ●舗装先行工事(ホソウセンコウコウジ)
- 道路舗装工事に先行して工事を行うこと。
- ●舗装切断(ホソウセツダン)
- 道路掘削に先立ち、掘削予定箇所を舗装切断機(カッター)により舗装表面にスジ(切れ目)をいれること。
- ●ポリエチレンシート工法(ポリエチレンシートコウホウ)
- サドル分水栓の腐食を防止するためにポリエチレン製のシートでサドル分水栓を覆うこと。
- ●ポリエチレンスリーブ(ポリエチレンスリーブ)
- 金属製の管または継手を埋設する際、腐食を防止するために用いるポリエチレン製の筒状のもの。
- ●ポリフォーム栓(ポリフォームセン)
- 水道の使用中止に伴うメータ(口径13mm~40mm)取り外し時に、塵埃等の流入を防止するため、メータ下流側のメータソケットに埋めるウレタン樹脂製のもの。
- ●本体工事(ホンタイコウジ)
- 配水管施行部所が施行する工事を、給水管施行部所側からみた表現をいう。
- ●本復旧(ホンフッキュウ)
- 道路掘削後または仮復旧後において、原形の舗装種別の構造に舗装すること。
- ●ポンプ速度制御給水方式(ポンプソクドセイギョキュウスイホウシキ)
- 受水槽に給水された水をポンプにより直接各戸へ送水する給水方式をいう。圧力タンク方式とポンプ速度制御方式がある。
- ●ポンプ直送給水構造(ポンプチョクソウキュウスイコウゾウ)
- 低位置タンクに給水された水をポンプでくみ上げ、ポンプの吐出圧又は圧力タンク内の気体の反発力に圧力を加え、直接各戸へ送水するもの。
- ●ボンボール(ボンボール)
- 鉛管を枝接合するときの穴あけに使用する。通称ボンボリという。
- ●埋設管探知器(マイセツカンタンチキ)
- 地下埋設物のように目にみえない物体を地上から探知する機械で、音波を利用し、非金属及び金属管を探知するものと、電波により金属管を探知するものがある。
- ●埋設の深さ(マイセツノフカサ)
- 公道に水道管を埋設する場合は、道路管理者から埋設深さの指示を受ける。国・都道府県・市・私道や歩車道等の道路構造により埋設する深さが異なる。道路における浅層埋設では、舗装厚+0.3m、宅地内では0.3m以上が一般的である。
- ●曲げ配管(マゲハイカン)
- 給水管を布設する場合、異形管がなかったり、使用できない箇所がある場合に、直管を曲げて配管を行う。
- ●摩擦損失水頭(マサツソンシツスイトウ)
- 水が管路を流れるとき、管壁の摩擦によりエネルギーの消費が生じる。この消費されたエネルギーを水頭で表したもの。
- ●ミキシングバルブ(ミキシングバルブ)
- 湯沸器の管内に内蔵している給水側及び給湯側の止水部を一個のハンドル操作でかみ合わせ作動を行い、湯及び水を混合し、所要温度のお湯を吐出する弁。構造として、ハンドル式とサーモスタット式がある。
- ●水資源(ミズシゲン)
- 水道の水源で、河川、湖沼水、地下水等。
- ●水の循環利用(ミズノジュンカンリヨウ)
- 自然界の水の循環も考えられるが、一般には、いったん使用された水をなんらかの人工の手を加えた後、再度利用すること。
- ●無駄掘り(ムダボリ)
- 切り離し工事、撤去工事等の際、掘削した場所に目的の給水管(配水小管)が発見できないため、予定の工事ができず、無駄な費用を支出すること。
- ●無届工事(ムトドケコウジ)
- 新設、改造等の工事において水道事業体に届け出を要するにもかかわらず工事を無届けで施行したもの。これらの工事を行った者に対しては、過料が科せられる。
- ●明示シート(メイジシート)
- 道路下に埋設する配水管等の公設管の位置を明示するために使用するポリエチレン製のシート。埋め戻し時、配水管等の管上部30cmの位置に平行して埋設するのが一般。
- ●明示テープ(メイジテープ)
- 道路内に埋設してある管が、どこの企業の管なのか区別を明確にするために貼り付けるカラーテープ。
色の区別は、次の通りである。
- 上水道・・・・・・青色
- 下水道・・・・・・茶色
- 電 気・・・・・・橙色
- 電 話・・・・・・赤色
- ガ ス・・・・・・緑色
- 工業用水道・・・・白色
- ●メータ(メータ)
- ※「量水器」参照
- ●メータ不感水量(メータフカンスイリョウ)
- ※「不感水量」参照
- ●メータ亡失(メータボウシツ)
- 設置されているメータを紛失すること。
- ●メータパッキン(メータパッキン)
- 水道メータを設置する際、メータとメータソケットとの接続に水密性を保つため用いられる環状のゴム製品。
- ●メータ伸縮ソケット(メータシンシュクソケット)
- 仕切弁のメータソケット部が軸方向に伸縮することにより、メータの交換、パッキン取替等を迅速に行えるようにしたソケット。
- ●メータます(メータマス)
- 水道メータを保護するための箱。鋳鉄、プラスチック製等のものがある。
- ●メータ有効期限(メータユウコウキゲン)
- 水道メータの有効期間は、計量法施行令第18条により、8年と定められている。
- ●メータユニット(メータユニット)
- メータ前後に使用する器具(止水栓、逆止弁、メータ接続器具類)を金属製の台座上に取付け、一体化した器具である。これにより、継手が不要となり、メータ前後配管の耐食性や強度が大幅に向上する。
- ●メカニカル接合(メカニカルセツゴウ)
- 鋳鉄管の接合方法の一つ。直管の受け口にさし口を差し込み、その隙間にゴム輪を入れて、押輪で押さえつける工法である。
- ●メスオスエルボ(メスオスエルボ)
- 接続部の片側がメスねじで他方がオスねじになっているL字型の継手
- ●めねじ(メネジ)
- おねじを受け入れるように、円筒状の穴の内表面に溝を切ってあるねじ。⇔おねじ
- ●めんとり(メントリ)
- 配管の切断面のカドに勾配(R)をつけること。
- ●元止式(モトドメシキ)
- 瞬間湯沸器の着火方法。湯沸器内のバルブに水圧が加わると着火する構造のもの。
- ●もむ(モム)
- サドル分水栓を取り付けた後、穿孔機で配水管に穴を開ける作業のこと。
- ●役物(ヤクモノ)
- 異形管のこと
- ●麻(ヤーン)
- 印ろう接合やネジ部のシール用として使用されていた。
- ●矢先(ヤサキ)
- 水道メータより下流側の給水装置のこと。⇔矢手前
- ●矢手前(ヤテマエ)
- 水道メータより上流側の給水装置のこと。⇔矢先
- ●山留(ヤマドメ)
- 土砂の崩壊を防ぐための構造物をいう。
- ●U字溝(ユウジコウ)
- 道路面や近隣斜面で受けた雨水等を交通に障害を起こさないように集水し、配水するために道路の縦断方向にそって設ける排水溝のうち、断面形状がU型のものをいう。コンクリート製のもので、場所打ちによるものと、プレキャスト(JIS A 5306)によるものがある。
- ●有器増設(ユウキゾウセツ)
- 同一敷地内、同一使用目的の施設に対して同じ水道番号で2以上の給水装置(メータ)を設置することをいう。この取扱いは用途別利用料金体系時代に定められたもので、現行の口径別料金体系の採用と同時に廃止された。
- ●有効水頭(ユウコウスイトウ)
- 静水頭より損失水頭を引いた水頭。
- ●有効水量(ユウコウスイリョウ)
- 配水量のうち、料金化された水量及び料金化されなくとも局事業用に使用された水量など、使用上有効とみなされる水量。⇒「無効水量」
- ●遊離残留塩素(ユウリザンリュウエンソ)
遊離塩素 |
水中において次亜塩素酸、次亜塩素イオンの形で存在する有効塩素をいう。 |
遊離残留塩素 |
水を塩素処理した場合、一定時間後なお消滅せずに残っている遊離塩素をいう。 ⇒「結合残留塩素」 |
- ●優良節水型機器認定制度(ユウリョウセッスイガタキキニンテイセイド)
- 水使用量の節減に顕著な効果を発揮する優良節水型機器を通商産業大臣が認定することにより、優良節水機器の普及を図るとともに、水使用の合理化を推進し、水需要の安定化に資する目的で、昭和55年10月15日発足した。
- ●ユニオン(ユニオン)
- 異種管を接続するときに使用する継手の一種。ビニル管と鉛管を接合するビニル管鉛管ユニオンソケット等がある。
- ●ユニット化装置(ユニットカソウチ)
- 水道用規格または給水器具の2以上の組み合わせを1セットとして取り扱う装置。
- ●湯沸器(ユワカシキ)
- ガス、電気及び石油系統の燃料または、太陽熱を熱源として水を加熱し、これを湯として供給する器具の総体であって、瞬間湯沸器、貯湯湯沸器、及び太陽熱温水器に分類される。
- ●揚水量(ヨウスイリョウ)
- 井戸から地下水をくみ上げた量。
- ●浴槽の大きさ(何人槽)ヨクソウノオオキサ(ナンニンソウ)
-
1人 |
幅800㎜程度、容量230リットル以下で、普通の大人一人がひざを曲げて入れる程度。 |
1.5人 |
幅900~1000㎜程度、容量230~280リットルで、一人だけならゆったりと、大人と子供一人ぐらいなら入れるもの。 |
2人 |
幅1000~1200㎜程度、容量230~330リットルで、二人でもゆったり入れるスペースのもの。 |
- ●呼び径(口径) ヨビケイ(コウケイ)
- バルブ等水道用器具材料の大きさを表す用語。通常、呼び径は管またはバルブの接続口の内径によって表示している。
- ●ライテープ(ライテープ)
- 65%ラーテックスに12%のイオウと加流促進剤を加え、これに乾燥塩素ガスを通じて作った塩酸ゴムで鉛管等の防食用のテープ。
- ●ライニング(ライニング)
- 材料の表面を被覆することをいう。管類はサビを防止するために樹脂、
モルタル等で被覆されている。下記のように厚さにより分類されて用いられている。
・ ライニング・・・・・・・・・・・0.4㎜以上
・ コーティング・・・・・・・・・・0.2㎜前後
・ 塗 装・・・・・・・・・・・0.1㎜前後
- ●ライフラインの確保(ライフラインノカクホ)
- 生活審議会が昭和59年3月に答申した「高普及時代を迎えた水道行政の今後の方策について」の中で、これからの水道の目標の一つとしてあげられている。水需要の増加に対応した安定給水の確保に加え、渇水時においても水道が生活基盤としての機能を確保できるよう図る必要があると述べている。
- ●落針(ラクシン)
- メータの指針がとれてしまうこと。
- ●ラッキースパナ(ラッキースパナ)
- 給水栓の頭部を脱着する専用スパナ。(コマの交換時に使用する)
- ●ランゲリア指数(ランゲリアシスウ)
- 管路等の炭酸カルシウム被膜形成の目安。水の実際のPH値と理論的PH値との差で計算する。水の無機腐食性の指標の一つ。
- ●ランマー(ランマー)
- 道路の復旧作業に使用する転圧機。
- ●乱交(ランコウ)
- メータの指針の進行が実際の使用水量と異なり、不規則に進み、または戻ること。
- ●リダンダンシー(リダンダンシー)
- 余裕、冗長のこと。余分な部分がどの程度含まれるかを表す。
- ●リモートメータ(リモートメータ)
- 隔測装置の一種。検針盤の中の表示器に呼び出し装置を設けて、計量(指示)値を表示させる方式のもの。メーカ用語である。
- ●流末(リュウマツ)
- 指定水道工事店が施工する工事の範囲(止水栓以下またはタンク以下等)を「流末工事」と呼んでいたが、現在は、給水装置用語として使用していない。
- ●量水器(リョウスイキ)
- 水道メータのこと。給水装置に取付け、お客さまが使用する水量を計量するための計量器。量水器は、給水装置の間に設置されるため、給水装置と解されるが、水道事業体財産であり(条例等で規定)、一般的にお客さまに
-
- ●ループ(ループ)
- 管が交互に連絡しあって、環状となっている状態。
-
- ●冷間工法(レイカンコウホウ)
- ビニル管等の接合で熱源を必要とせず、管に接着剤を塗布して差し込み接合するなどの工法。
- ●冷却塔(レイキャクトウ)
- 冷凍(房)機には空冷式と水冷式があり、大きな施設では水冷式が用いられている。水冷式は循環して水を有効に使うものがほとんどであり、使用して温度上昇した水を気化することにより下げる装置。クーリングタワーともいう。
- ●冷却塔の補給水(レイキャクトウノホキュウスイ)
- 冷却塔で失われる水には、水温を下げるための蒸発水、風や水滴の落下で塔外へ飛び散る飛散水及び機器や配管を腐食等から守るために廃棄するブロー水がある。この失われる水を補うのが補給水である。
- ●冷凍機(レイトウキ)
- 常温以下に物体を冷却するため、熱の移動の媒体となるフロンガス、水等を蒸発、液化させる装置で蒸気圧縮式、吸収式がある
- ●冷凍トン(レイトウトン)
- 0℃の水1トン(日本製では100kg、米国製2000lb)を一昼夜に0℃の氷にする冷凍能力。
1 日本冷凍トン~3320kcal/h
2 米冷凍トン~3320kcal/h
- ●レジオネラ菌(レジオネラキン)
- 自然界の土壌や淡水中に存在する自由生活菌。経気道感染や創傷感染により感染すると肺炎を発症することもあり、重症の場合は死に至る場合もある。
- ●連合栓(レンゴウセン)
- 配水管からの引込みが1本の給水管で複数の給水装置を形成している状態を連合栓という。
- 連合栓において、配水管から分岐した給水管を「幹栓」、給水管から分岐している給水装置を「支分栓」という。
- ●労務単価(ロウムタンカ)
- 国が制定した基本賃金(三省協定)で単価表作成等に使用する
- ●六都市(ロクトシ)
- 東京、大阪、名古屋、横浜、神戸、京都の各都市。
- ●六面管理(ロクメンカンリ)
- 昭和59年建設省公示1597号により、受水層の構造・設置基準が定められており、その中で受水層は地上式または床置き式とし、受水層の維持管理が容易にできるよう他のものの壁を利用したり底面が床面に接しない構造とするようされている。
- ●路盤築造(ロバンチクゾウ)
- 舗装の表層または基層と路床の間の部分(路盤)を作ることである。
- ●割T字管(ワリテイジカン)
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75㎜以上の給水管を配水管から分岐するときに使用する鋳鉄製の取付け器具。
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