日々是好日


古代の神殿【伊勢】

2013年10月06日 担当:suidousetubiadmin

【千三百年の歴史の中で脈々と受け継がれてきた古代の神殿】
20年に1度、正殿や宇治橋など御垣内のお建物すべてを新造し、
さらに、殿内の御装束や神宝を新調し、神儀(御神体)を新宮へお遷し申し上げる、
我が国で最も重要なお祭りのひとつとされています。
神宮の古伝では神宮式年遷宮が制度化されましたのは、
天武天皇の御代のこととされ、
第1回の式年遷宮が内宮で行われましたのは、
持統天皇4年(690年)のことです。
それ以来、戦国時代に中絶するという事態に見まわれながらも、
今日まで約1300年にわたって続けられています。
世界中には永遠を目指した石造の古代神殿がいくつもありますが、
神宮の「唯一神明造
は、いつでも新しく、
いつまでも変わらぬ姿を求めて、
20年ごとに造り替えることにより永遠をめざしたのです。
弥生時代にまで遡る高床式穀倉の姿がどの時代にも存在し、
その姿を今に伝えているのです。
式年遷宮はかつて、「皇家第1の重事、神宮無双の大営」と
その意義が説かれましたように、
皇室の大祭でありますと同時に、
皇室の大祭りでありますと同時に、
神宮にとりましてはその永遠性を実現する
大いなる営みでもあるのです。